信託報酬が安いと評判の投資信託5選!低コストなインデックスファンドは?

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金の卵

世界一の大富豪である投資家のウォーレン・バフェットはこのように言いました。

低コストのインデックスファンドを選びなさい。そうすれば9割の投資家よりも上手くやれるでしょう。

投資信託の中でもインデックスファンドは国内・海外の経済成長に合わせて資産を拡大できるのが特徴です。その安定性からも、インフレ対策・資産運用においてはインデックスファンドの有効活用は必須です。

しかしながら、銀行や証券会社でおすすめされる投資信託は大抵「高コストなアクティブファンド」だったりします。。。

投信選びにおいてコストが高いことは命取りになり、長期的な運用結果にも大きな差を生み出します

知らないと大損してしまいます

インデックス投信の信託報酬の業界平均は1.52%(税込)と言われていますが、仮に信託報酬が1%下がると20年間の運用で基準価格に3,000円近くの差が生まれます。(運用利回り3%の場合)

わかりやすく言うと、運用利回り3%で100万円を20年間運用した場合、信託報酬1.52%のインデックスファンドと、信託報酬0.52%のものでは、運用結果に30万円の差が付くということです。

少しでも低コストのインデックスファンドで安定的な資産運用を行うことが、ウォーレン・バフェットも推奨している、9割の投資家よりもお金持ちになる方法なのです。

信託報酬が安い低コストのインデックスファンドを比較

比較

以前は買付手数料が必要だった投資信託ですが、現在は購入時手数料0円の「ノーロードファンド」が増えています。

しかし、投資信託選びで大切なのは、毎年継続して発生する「運用管理費用(信託報酬)」が高いか低いかです。

これまで金融機関の営業マンは「ノーロード」という言葉で手数料0円をアピールし、信託報酬の高い投信を売っていました。しかしここにきてようやく信託報酬の低い、ノーロードのインデックスファンドが登場するようになり、多くの個人投資家から注目を浴びています。

しかしながら、低コストのインデックスファンドは金融機関にとっては売っても儲からない商品なので、あまり目立ちません。

対面の証券会社では販売していないことが多く、取扱いもネット証券に限定されていることが少なくありません。

今回は、個人投資家や投信ブロガーからの支持率が高い、低コストのインデックスファンドを5つ比較したいと思います。

低コストインデックスファンドに強い証券会社

今回比較した「低コストなインデックスファンド」をすべて取り扱っている証券会社は以下の3社となりました。

いずれも個人投資家に人気のネット証券です。

iFreeインデックスファンド

iFree

  • 委託会社:大和投資信託
  • 購入時手数料:0円(ノーロード)
  • 取扱証券会社:SBI証券楽天証券マネックス証券
  • コメント:本気で安い最強のインデックスファンド

大和投資信託がネット販売限定でリリースした「iFreeインデックスファンドシリーズ」は、個人投資家の間でも大きな評判となりました。

インデックスファンドの運用管理費用のコスト競争が終わったと思いきや、大和投資信託がさらに低水準のiFreeを発表したからです。

特にバランス型ファンドの「iFree 8資産バランス」は、他の投信と比べても信託報酬がかなり低く設定されている人気商品です。

一方で、iFree 新興国株式インデックスには「FTSE RAFI エマージング インデックス」という珍しい指数がベンチーマークとして採用されており、他のインデックスファンドと比較が行いにくいという意見も出ています。

たわらノーロードファンドよりもコスト競争力は高く、例えば日経平均株価をベンチマークとした「iFree 日経225インデックス」は信託報酬0.17%と業界最低水準の低コストを実現しています。

信託報酬の安さではトップクラスのifreeインデックスファンドは、インデックス投資の有力候補になると思います。

ファンド名 ベンチマーク 信託報酬(税抜)
iFree ⽇経225インデックス 日経平均株価 0.17%
iFree TOPIXインデックス TOPIX 0.17%
iFree JPX日経400インデックス JPX日経インデックス400 0.195%
iFree 日本債券インデックス NOMURA-BPI総合指数 0.14%・0.22%
iFree J-REITインデックス 東証REIT指数 0.29%
iFree 外国株式インデックス MSCIコクサイ指数 0.19%
iFree NYダウ・インデックス S&P500指数(円ベース) 0.225%
iFree S&P500インデックス NYダウ 0.225%
iFree 外国債券インデックス シティ世界国債インデックス(除く日本) 0.18%
iFree 外国REITインデックス S&P先進国REIT指数(除く日本) 0.31%
iFree 新興国株式インデックス FTSE RAFIエマージングインデックス 0.34%
iFree 新興国債券インデックス JPモルガン ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ グローバル ダイバーシファイド 0.22%
iFree 8資産バランス なし 0.22%

※iFree 日本債券インデックスの信託報酬は新発10年国際利回りによって決まります。10年国債利回りが1%未満なら0.14%、10年国債利回りが1%以上なら0.22%。

たわらノーロード

たわらノーロード

インデックスファンドの信託報酬に価格破壊を起こしたのが、たわらノーロードファンドシリーズです。

委託会社のアセットマネジメントOneは、「DIAMアセットマネジメント」の名前で知られていましたが、みずほグループの運用会社との統合が決まり社名変更となりました。

iFreeと比較してラインナップは少ないものの、業界最低水準の低コストで根強い人気を誇ります。

「たわらノーロード 新興国株式」と「iFree 新興国株式インデックス」はベンチマークが異なるので注意が必要です。

たわらノーロードファンドは主要なネット証券に加えて、ジャパンネット銀行でも買うことができます。

こういった低コストのファンドは投資家メリットが大きい一方で、販売会社の報酬が小さいため、対面中心の大手証券会社ではまず販売しません。

最近では、楽天証券のロボアドバイザー「楽ラップ」にも採用されています。楽ラップは、低コストの「たわらノーロード+ファンドラップ」のいいとこ取りをしたい方におすすすめです。

ファンド名 ベンチマーク 信託報酬(税抜)
たわらノーロード ⽇経225 日経平均株価 0.195%
たわらノーロード TOPIX TOPIX 0.18%
たわらノーロード 国内債券 NOMURA-BPI総合指数 0.15%
たわらノーロード 国内リート 東証REIT指数 0.30%
たわらノーロード 先進国株式 MSCIコクサイ指数 0.225%
たわらノーロード 先進国債券 シティ世界国債インデックス(除く日本) 0.20%
たわらノーロード 先進国リート S&P先進国REIT指数(除く日本) 0.35%
たわらノーロード NYダウ NYダウ(円ベース) 0.225%
たわらノーロード 新興国株式 MSCIエマージング・マーケット・インデックス 0.495%

三井住友インデックスファンド

三井住友アセットマネジメント

  • 委託会社:三井住友アセットマネジメント
  • 購入時手数料:0円(ノーロード)
  • 取扱証券会社:SBI証券楽天証券マネックス証券
  • コメント:DC専用ファンドが一般販売を解禁

三井住友アセットマネジメントが手がけるインデックスファンドは、以前からDC専用(確定拠出年金専用)での取扱となっており、一般販売は行われていませんでした。

しかし、2015年に楽天証券がはじめて一般販売を開始し、その後他のネット証券も取扱を開始しています。

現在は、iFreeやたわらノーロードと同じく、一般の投資家でも購入できる低コストなインデックスファンドとして人気です。

三井住友インデックスファンドが特に力を入れているのが「国内リート」「外国リート」ファンドです。これらはiFreeやたわらノーロードを下回る信託報酬での運用を行っています。

また、バランス型ファンド(愛称:マイパッケージ)のラインナップもあるので、安定した資産運用で選びやすい投資信託です。

ファンド名 ベンチマーク 信託報酬(税抜)
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドS TOPIX 0.16%
三井住友・日本債券インデックス・ファンド NOMURA-BPI総合指数 0.16%
三井住友・DC日本リートインデックスファンド 東証REIT指数 0.26%
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス 0.25%
三井住友・DC外国債券インデックスファンド シティ世界国債インデックス(除く日本) 0.21%
三井住友・DC外国リートインデックスファンド S&P先進国REIT指数(除く日本) 0.28%
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド MSCIエマージング・マーケット・インデックス 0.56%
三井住友・DC年金バランス50(標準型) なし 0.24%
三井住友・DC年金バランス70(株式重点型) なし 0.23%
三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) なし 0.22%
三井住友・DC年金バランスゼロ(債券型) なし 0.22%

※三井住友・DC年金バランスゼロ(債券型)は「愛称:マイパッケージZERO」です。

ニッセイインデックスファンド

ニッセイアセットマネジメント

徹底的にコストにこだわって開発したとされるニッセイアセットマネジメントのインデックスファンド。

他の投信との競争によって、信託報酬最安とはいえなくなってきましたが、それでもかなりの低水準で運用されている良いファンドです。

その中でも「ニッセイ外国株式インデックスファンド」は投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015にて2年連続1位を獲得しているほどの高評価を得ています。

ニッセイインデックスファンドは他のインデックスファンドと同じく、基本的に「購入・換金手数料なし」となっています。

他の資産運用会社との競争によって信託報酬が引下げられ、これまでもこれからも競争力の高いインデックスファンドを提供しているのが、ニッセイの特徴です。

ファンド名 ベンチマーク 信託報酬(税抜)
ニッセイ日経平均インデックスファンド 日経平均株価 0.169%
ニッセイTOPIXインデックスファンド TOPIX 0.159%
ニッセイJPX日経400インデックスファンド JPX日経インデックス400 0.195%
ニッセイ国内債券インデックスファンド NOMURA-BPI総合指数 0.139%
ニッセイJリートインデックスファンド 東証REIT指数 0.25%
ニッセイ外国株式インデックスファンド MSCIコクサイインデックス 0.189%
ニッセイ外国債券インデックスファンド シティ世界国債インデックス(除く日本) 0.17%
ニッセイ新興国株式インデックスファンド MSCI エマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース) 0.339%
ニッセイグローバルリートインデックスファンド S&Pグローバルリート指数(除く日本) 0.27%
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) なし 0.219%
ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型) なし 0.219%

eMAXIS Slim

eMAXIS Slim

三菱UFJ国際投信はこれまで、インデックスファンドとして「eMAXIS」シリーズを展開していました。

しかし、昨今の信託報酬引下げ競争によって魅力が薄れてきたため、新シリーズとして「eMAXIS Slim」という低コストファンドをリリース。

通常のeMAXISは銀行や大手証券会社でも販売されていますが、eMAXIS Slimはネット証券をはじめ販売会社が絞られています。iFreeなどと同様に、主にネット販売での展開となるようです。

また、三菱UFJ国際投信は「つみたてシリーズ」も同時展開しています。いずれの商品も「つみたてNISA」を意識して作られてものであり、同社の本気度が伺えます。

ファンド名 ベンチマーク 信託報酬(税抜)
eMAXIS Slim 日本株式インデックス TOPIX 0.159%
eMAXIS Slim 国内債券インデックス NOMURA-BPI総合指数 0.139%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス MSCIコクサイインデックス 0.189%
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース) 0.39%
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス シティ世界国債インデックス(除く日本) 0.17%
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) なし 0.21%

つみたてシリーズ

三菱UFJ国際投信

三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim」と合わせて、つみたてNISA対象商品として展開しているのが「つみたてシリーズ」です。

両者を比較してみるとわかりますが、商品ラインナップに若干の違いがあることと、信託報酬に少し差が設けられています

この理由は「販売会社」を見るとわかります。

eMAXIS Slimは、主にネット販売に限定している低コスト商品です。つみたてシリーズは、地方銀行などの対面銀行が取り扱う商品となっており、eMAXIS Slimよりも信託報酬が同じかわずかに高めに設定されています。

ファンド名 ベンチマーク 信託報酬(税抜)
つみたて日本株式(日経平均) 日経平均株価 0.18%
つみたて日本株式(TOPIX) TOPIX 0.18%
つみたて先進国株式 MSCIコクサイインデックス 0.20%
つみたて新興国株式 MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース) 0.34%
つみたて4資産均等バランス なし 0.22%
つみたて8資産均等バランス なし 0.22%

Smart-i

りそな銀行

  • 委託会社:りそなアセットマネジメント
  • 購入時手数料:0円(ノーロード)
  • 取扱証券会社:りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行
  • コメント:りそなアセットマネジメントが本気を出した低コストインデックスファンド

りそなグループの資産運用会社である「りそなアセットマネジメント」はDC(確定拠出年金)の分野で強みを持っていました。

しかし、iDeCo(個人型確定拠出年金)のスタートによって各社がDC商品に力を入れはじめたため、最近ではりそなアセットマネジメントの代表的な商品「りそなDC信託のチカラ」の存在感は小さくなっていました。

そうした状況を打ち砕くべく、りそなアセットマネジメントが作った新シリーズが「Smart-i」シリーズです。

低コストなインデックスファンドであるSmart-iは、りそなグループの「新しい顔」になる可能性が高いのですが、現在は販売会社を絞っており、同社の系列銀行でのみ販売されています。

今後、Smart-iがネット証券で購入できるようになった場合、個人投資家の新しい選択肢となりそうです。

ファンド名 ベンチマーク 信託報酬(税抜)
Smart-i 日経225インデックス 日経平均株価 0.17%
Smart-i TOPIXインデックス TOPIX 0.17%
Smart-i 国内債券インデックス NOMURA-BPI総合指数 0.14%
Smart-i 先進国株式インデックス MSCIコクサイインデックス 0.20%
Smart-i 先進国債券インデックス シティ世界国債インデックス(除く日本) 0.19%
Smart-i 新興国株式インデックス MSCI エマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース) 0.34%
Smart-i Jリートインデックス 東証REIT指数 0.17%
Smart-i 先進国リートインデックス S&P先進国REIT指数(除く日本、配当込み、円換算ベース) 0.20%

インデックスe

三井住友トラストアセットマネジメント

三井住友トラストアセットマネジメントが展開している「インデックスe」シリーズも低コストな投資信託です。

しかし、販売に力を入れている雰囲気はなく、どちらかという地味めの印象です。

また、日経平均をベンチマークとした「日経225インデックスe」は最安の信託報酬を提供しているものの、その他のファンドに関しては、iFreeやたわらノーロードとは随分差が付いています。

なぜか日経225ファンドのみ競争力がある投資信託です。

ファンド名 ベンチマーク 信託報酬(税抜)
日経225インデックスe 日経平均株価 0.19%
日本株式インデックスe TOPIX 0.37%
日本債券インデックスe NOMURA-BPI総合指数 0.37%
外国株式インデックスe MSCI コクサイインデックス 0.50%
外国債券インデックスe シティ世界国債インデックス(除く日本) 0.50%

どのインデックス投信がおすすめかまとめます

上記の比較を参考に、どのインデックス投信がおすすめかまとめたいと思います。

日経225インデックス
ニッセイが0.169%で最安。

TOPIXインデックス
三井住友が0.16%で最安。

JPX日経400インデックス
iFree、ニッセイが0.195%で最安。

国内債券インデックス
ニッセイが0.139%で最安。

国内リートインデックス
Smart-iが0.17%で最安。

外国株式インデックス
ニッセイが0.189%で最安。

外国債券インデックス
eMAXIS Slim、ニッセイが0.17%で最安。

※いずれも記事執筆時点。信託報酬の引き下げ競争中なので、上記の情報は最新ではない場合がございます。

以前はiFreeが最強だったのですが、その後各社が信託報酬の引下げを行い、現在はニッセイを中心に玉砕混交となっています。

インデックスファンドの取扱はSBI証券がダントツ

SBI証券

低コストのインデックスファンドは、主にネット証券での取扱となります。対面証券会社は扱っていないことの方が多いです。

ただ、ネット証券の中でも個別の投資信託によって取扱があるもの、ないものなどが分かれます。

その中でも、SBI証券は今回紹介したインデックスファンドの取扱数はダントツNo.1となっていました。(おそらくすべてSBI証券で買えます)

その次に楽天証券、そしてマネックス証券とカブドットコム証券が続くという感じです。

SBI証券といえば株式取引手数料やIPOでもかなり人気のネット証券ですが、投資信託の品揃えもかなり気合を入れています。

また、「投信マイレージ」という投資信託の月間平均保有額に応じてSBIポイントが貯まるプログラムも実施しているので、他の証券会社で投資信託を購入するよりも実質コストをさらに引き下げることができます。

SBI証券の公式サイトはこちら