バンガードETF「VT」と「VTI」の自動積立を実現、楽天・全世界株式インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックス・ファンドが凄い

カメでもわかる投資塾

バンガードと楽天投信投資顧問

投資信託を活用した資産運用でもっとも重要な3要素となるのが「長期・分散・積立」投資です。

そして、長期・分散・積立投資をする上で大切なのが「低コストなインデックスファンド」に投資をすることだと言われています。

ここで言う「コスト」とは信託報酬のことを示します。信託報酬とは、資産運用会社に支払う手数料のことで、運用資産に対して年率で発生するのが特徴です。

つまり、信託報酬が年率1%の場合、リターンが3%の場合は実質2%のリターンに、損失が-1%の場合は実質-2%の損失になります。

信託報酬という名のコストを少しでも低くすることが、投資信託選びでは極めて重要となっています。

その「信託報酬」を徹底的に低くしていることで有名なのが、「バンガード」という世界最大規模の運用会社が展開している「バンガードETF」です。

バンガード社のETFは徹底した信託報酬の削減によって投資家から支持を得ており、多くの個人投資家や投信ブロガーが好んで投資しています。

バンガードETFの中でも特に人気の銘柄は下記の2つです。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF

ティッカーコードは「VT」。

投資対象を「全世界」にしている人気のバンガードETFで、米国、欧州、日本などの先進国、そして中国、インドなどの新興国に対して網羅的に投資を行います。

保有銘柄数は7,400銘柄にもおよび、世界経済の成長の恩恵が受けられるETFです。

連動する指数は、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスです。

10年間の年率リターンは年10.71%という結果になっています。(外貨ベース、2017年10月24日時点のデータ)

信託報酬(経費率)は年0.11%。(極めて低い)

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF

ティッカーコードは「VTI」。

CRSP USトータル・マーケット・インデックスという指数に連動するETF。

投資対象は米国株式となっており、投資可能な米国株式のほぼ100%に分散投資を行います。(約4,000銘柄)

つまり、このETFを1本購入するだけで米国の経済成長に合わせて投資の果実が得られることになります。

5年間の年率リターンは年14.18%という結果になっています。(外貨ベース、2017年10月24日時点のデータ)

信託報酬(経費率)は年0.04%。(極めて低い)

これらはいずれも、海外ETFとして楽天証券やSBI証券、マネックス証券などで取り扱っています。

しかし、海外ETFは通常の株式と同様に自分で売買注文を出す必要があり、投資信託のような自動積立ができないデメリットがあります。

ETFと投資信託の違い
ETFと投資信託の違い、信託報酬はなぜ安いのか?メリット・デメリット

▶ETFに手動で積立をする大変さ
バンガードETFに毎月積立てをするには、すべて手作業で

1.自分で円から米ドルに両替する(為替コストが発生する)

2.自分でその時の為替レートから注文枚数などを計算してETFの注文を出す

3.翌日、約定したかどうかを確認

4.保有しているETFに分配金が発生すると税金がかかる

5.分配金を再投資に回す(分配金が少額だと再投資に回せないことも)

を行う必要があります。

0.1%でも低コストで運用したいという気合の入った投資家であれば、ETFを手動積立するのも良いと思います。自分でバンガードETFを買って手動積立をする方法が最も低コストであるのは間違いありません。

しかし、10年・20年という長期にわたってこれらの作業を習慣にするのは大変な時間と労力が必要です。

さらに、3ヶ月に1度の分配金が支払われる度に、それを再投資するのも面倒ですし、分配金を受け取った時点で課税されるため、運用効率から考えても不利です。

また、資産運用にそこまで興味があるわけではなく、もっと他のことに有意義な時間を使いたい人も世の中には多いと思います。

こういった人のために登場したのが、楽天投信投資顧問が設定した「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の存在です。

私たちは、バンガードETFを自分で買わなくても、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド」といった投資信託を購入するだけで、バンガードETFへの自動積立が行えます。

VTとVTIの自動積立を実現

バンガードETFの自動積立

楽天投信投資顧問が作った

  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド

という2つの投資信託は、とても単純な設計です。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VTI)を買うだけの投資信託
楽天・全米株式インデックス・ファンド
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VT)を買うだけの投資信託。

これで手数料を取るわけですから、一見すると「ふざけるな」と言いたくなるような内容ですが、楽天投信投資顧問にわずかな手数料を支払うことで「ETFを手動で積立する労力」から開放されると考えると、とても良い投資信託であることがわかります。

実際、多くの投信ブロガーがこのメリットに気づいており、すでにネットでは「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド」に対して高く評価する声が増えています。

かくいう私自身も、これまではバンガードETFの手動積立をコツコツとやっていたのですが、この投資信託が設定されたことを知り、自分でETFを買うのをやめて「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド」に移行しました。

これらのファンドは、通常の投資信託と同じですので、

  • 円貨ベースでの投資が可能(投資自体はドル建て)
  • 毎月の自動積立が可能
  • 分配金の自動再投資が可能(分配金の受取も設定できます)

という3つのメリットがあります。

投資利益については、分配金や売却益を受けっ取った時点で課税対象となるルールなので、「含み益(評価益)」の段階では利益がどれだけ膨らんでいても税金は一切発生しません。

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」や「楽天・全米株式インデックス・ファンド」では、分配金を受取る設定にもできますが、分配金の「自動再投資」を設定しておくことで、バンガードETFから発生した分配金を自動的に再投資し、複利効果を最大にできます

また、自動積立についてはSBI証券が「毎日自動積立」というサービスを開始しているため、SBI証券であれば「毎月・毎週・毎日」のいずれかの積立方法を選択可能です。

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手数料がかかるデメリット

年率リターンの比較

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は、バンガードETFの自動積立を実現した画期的な投資信託です。

しかし、楽天投信投資顧問による「中抜き」の手数料が生じます。

もちろん、「中抜きされるのは絶対に嫌だ」という方は、手動でバンガードETFを積立することで最小のコストで運用が可能です。

では、楽天投信投資顧問によってどれくらいの中抜き手数料が発生し、それが長期のリターンにどの程度影響を及ぼすのか考えてみます。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VTI)に投資。

購入時手数料:0円

信託報酬:0.12%+税
VTへの投資でかかる信託報酬:0.11%
実質負担となる信託報酬:0.23%+税 程度

信託財産留保額:0円

楽天・全米株式インデックス・ファンド

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VT)に投資。

購入時手数料:0円

信託報酬:0.12%+税
VTへの投資でかかる信託報酬:0.04%
実質負担となる信託報酬:0.16%+税 程度

信託財産留保額:0円

購入時手数料と信託財産留保額は0円なので、保有期間が短期間であっても、いつでも自由に売却できます。

楽天投信投資顧問に支払う「信託報酬」に加えて、バンガードETFで元から必要な「信託報酬」が2重にかかる仕組みなので、最終的なコストはこれらを足した「実質負担」で計算します。

実質負担ベースで見ても、米国・全世界に投資する投資信託の中では非常に低コストとなっています。

では、バンガードETFへの直接投資と楽天投信の投資信託経由で購入するのでは、長期のリターンにどの程度の差が生まれるか、積立シミュレーションを使って計算してみました。

積立シミュレーター

毎月の積立額万円

利回り(年率)%

積立期間

ヶ月間

計算結果(グラフ)

計算結果(表)

▶年率8%、毎月の積立金額3万円 で計算した場合の比較

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF VS 楽天・全世界株式インデックス・ファンド

10年 20年 30年
バンガード 545万4,830円 1,743万1,000円 4,372万4,883円
楽天 541万8,518円 1,717万3,976円 4,267万7,405円
差額 36,312円 257,024円 1,047,478円

※年率8%の予想リターンから信託報酬相当(税抜)を引いた値を利回りとして比較

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF VS 楽天・全米株式インデックス・ファンド

10年 20年 30年
バンガード 547万6,151円 1,758万3,033円 4,434万9,385円
楽天 543万9,663円 1,732万3,357円 4,328万4,923円
差額 36,488円 259,676円 1,064,462円

※年率8%の予想リターンから信託報酬相当(税抜)を引いた値を利回りとして比較

将来のリターンは誰にも予想できないので、かなりアバウトな試算となりますが、楽天投信投資顧問経由でバンガードETFに投資をすることで、

  • 10年間で3.6万円程度
  • 20年間で25.8万円程度
  • 30年間で105万円程度

の手数料が余分にかかる計算になります。

「30年で100万円も手数料が余計にかかる」と考えると大きいように感じますが、逆に言うと「30年間の毎月のコツコツ積立」にかかる労力を自動化できると考えれば、個人的には安いと感じます。

つみたてNISAの対象商品です

つみたてNISA

楽天投信投資顧問が今回、このような投資信託を設定した理由は、「つみたてNISA」への採用を狙ってのことです。

  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド

両者はいずれも「つみたてNISA」で購入できます。

また、資産運用は楽天系列ですがマネックス証券やSBI証券でも購入可能です。

しかし、この投資信託を最もお得に購入できるのは楽天証券です。

楽天証券のポイント還元率が高い

50代の投資家

楽天証券とSBI証券は、投資信託の保有残高に応じて「年率」でポイント還元を行っています。

楽天証券の場合、投資信託保有残高に対して年率0.048%の楽天スーパーポイントが還元されます。(投信残高10万円につき毎月4ポイント)

SBI証券の場合、投信マイレージサービスによって、年率0.1% or 0.2%(一部投資信託は0.05%)のSBIポイントを還元してくれます。

これらのポイントバックによって、実質的な信託報酬の負担は軽減されることになるため、非常にありがたいサービスです。

本来は、SBI証券の方が還元率が多いため、投資信託は楽天証券よりもSBI証券で購入・保有した方がお得です。

しかし、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド」に限っては、SBI証券のポイント還元率が0.03%になっているため、楽天証券の方が還元率が大きくなります。

つまり、この投資信託を購入する場合は、楽天証券での購入が最もお得になるということです。

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