お金持ちの敵である「パーキンソンの法則」を学ぶと巨額の資産を築ける理由

お金持ち総研

パーキンソンの法則

パーキンソンの法則をご存知でしょうか。

パーキンソンの法則は、1958年にイギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した法則です。

大きく2つの法則を持っており、そのいずれも知っておくとお金持ちになるために役立つ内容ですので紹介します。

パーキンソンの法則とは

疑問

シリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した「パーキンソンの法則」。

その2つ法則とは、以下のようなものです。

第1法則
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

第2法則
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

いずれも本質的なポイントは同じですが、第1法則は仕事に対する内容、第2法則はお金に対する内容となっています。

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

時間

パーキンソンの第1法則である「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という内容は、多くのビジネスパーソンが頭に入れておいて損のない法則です。

いくつか例を出してみます。

例えば、「今日は15時から17時まで2時間の会議をします」とスケジュールを組んだ場合、何も考えずにいると、その内容がどんなものであっても2時間をフルに使ってしまうのが人間です。

「2時間の会議を行う」というのが頭にインプットされることで、その時間帯のスケジュールも確保しますし、そのスピード感に合わせて議論が進みます。

本来なら50分で終わる内容だったとしても、会話のスピードが遅くなったり、無駄な議論が増えることで、2時間を使ってしまうということです。

しかし、もし会議の内容が50分で終わるのであれば、残りの1時間10分は無駄ですよね。1時間10分もの時間が捻出できれば、読書や他の仕事に使うことができるはずなのですが、パーキンソンの法則がそういった時間の創出を邪魔します。

また、上司から「来週使う予定のプレゼン資料を作っておいてください。提出期限は木曜日の午後です。」と月曜日の早朝に言われたとします。

この場合も、月曜日にスケジュールが空いており、資料の内容が簡単なものであれば、月曜日の午後には提出できるはずです。

しかし、「提出期限が木曜日の午後」ということが頭にインプットされるため、無駄に資料集めをしたり、クオリティを追求してしまい、資料の完成は当初言われていたとおり、木曜日の午後になってしまうのです。

このように、常に時間を意識して行動しなければ「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」というパーキンソンの法則の通り、本来数時間で終わる仕事量が数日に膨張してしまいます。

では、この法則から脱するにはどうすればよいかというと、時間ではなく「目標」を軸に置くことです。

ハーバード流「超」効率仕事術という書籍では、

会議を開く前に、そこで達成したいことをかならずじっくり考える。

会議では、議論の内容よりも「自分だけの短期目標」を達成することに念頭を置く。

と書かれています。

つまり、「自分がその会議で達成すべきことはなにか?」を考えた上で会議に出席します。その上で、たとえ会議の予定時間が1時間であっても、自分が設定した目標を10分で達成したら、すぐに会議は終わりの方向に持って行くのが正解です。

本来なら、会議に出席する全員がパーキンソンの法則について知っており、会議でやるべきことを共有できている(その上で目標を達成したらすぐ終わる)のが望ましいです。

しかし、現実にはダラダラと会議をする人が社内ではほとんどでしょうから、少し身勝手な感じはしますが、自分の目標を達成したら、終わりの方向に持って行くぐらいで良いと思います。

資料作りについても同じです。期限よりも早く提出することで、資料に訂正があれば修正する時間も確保できますし、1日でも早く提出する方が相手からすると気持ちが良いです。

常に時間を意識し、その時間よりもいかに早く終わらせることができるかを考える。そしてそれを達成するポイントは「目標」を軸に置くことが大切だということです。

支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

支出

続いてパーキンソンの第2法則、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」ですが、こちらは先ほどの「仕事の量」を支出に置換えたものです。

日本には昔から、貯金が生活習慣に根付いていますので、この法則は当てはまらない人も多いと思います。しかし、貯金ができないという人が多いのも事実で、そういった方は毎月の収入をすべて使い切ってしまいます。場合によっては支出が行き過ぎて借金をしてしまうことも…

もし、パーキンソンの法則「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」が正しいとすれば、収入の額をすべて使い切ってしまう人は、毎月の収入が100万円になろうと1,000万円になろうと、すべて使い切ってしまいます。

大切なのは、毎月の収入が10万円なら5万円の生活、100万円稼いでいるなら50万円と言ったように、常に支出をコントロールして一定金額を手元に残すことです。

投資家のウォーレンバフェット氏も、

お金を使った後で、残った分を貯金するのではない。貯金したあとで、残った分を使うのだ。

と、貯金の大切さについて述べています。
もし投資によって資産を築きたいと考えるのであれば、その原資となるお金を貯金によって捻出しなければ、いつまで立っても投資の軍資金は得られません。

私の中では、映画「マルサの女」に登場する人物がこのように発言していたことも印象に残っています。

「ぽたぽた落ちてるくる水の下にコップを置いて、水を貯めてるとする。喉が渇いたからって半分貯まったところで飲んじゃう、これは最低。なみなみ一杯になっても飲んじゃ駄目。一杯になって溢れて垂れてくるやつ、これを舐めて我慢するの」

お金を使いたいという気持ちを抑えて、まずは貯金をしてそのお金を投資に回す。そして、株式や不動産などの投資から得られた配当金・家賃収入を消費に回すことで欲しいものを手に入れるというのが、パーキンソンの法則に反した、お金持ちが実践している正しいお金の使い方です。

一方で、ホリエモンこと堀江貴文さんの著書「お金はいつも正しい」には以下のような意見もあります。

「貯金は美徳」という思考停止状態では、人生を豊かにする経験は何もできない。

現金あるいは貯金をある程度キャッシュポジションとして持っておくにこしたことはない。
しかし、年収をはるかに超える預金をもつことには意味がない。
お金を活かしきれていない。

いざという時に備えて一定のお金を持つ必要はあるが、決して貯め込み過ぎてはいけないという意見です。特に日本人の場合は貯金の文化が根付きすぎていて、無駄に貯金をしている人も多いような気がします。

お金を貯めることも大切ですが、お金をつかうことは「投資」と言い換えることもできますから、そのバランスが大切だということですね。

パーキンソンの法則 その3?

最後に、パーキンソンの第3の法則を紹介したいと思います。
と言ってもこの法則は私が勝手に作ったオリジナルのものです。

これはソフトバンクの孫正義社長が言っていた言葉です。

自分の持った夢に自分の人生はおおむね比例する結果を生む

小さな夢しか持っていない人は小さな人生しか歩めず、大きな夢を持っていればそれに比例して大きな人生を歩めるという内容です。

夢と目標は似たようなところがありますが、自分が掲げる目標が小さければパーキンソンの法則によってその地点にまでしか到達できません。しかし、「資産100億円!」のような大きな目標を掲げれば、勝手に「資産100億円を目指さなければならない」とインプットされ、人間はそれを実現するための思考や行動を取ります。

その結果、自分が設定した「資産100億円」という目標に到達するというわけです。

つまり、パーキンソンの法則に置き換えるならば「大きな資産目標を設定すれば、その目標に達するまであなたの資産は膨張する」ということです。

いかがでしょうか。