PEGレシオとは?プロ投資家も使う割安株を発掘する方法、計算方法を解説

カメでもわかる投資塾

PEGレシオ

株価の割高・割安を判断する指標のひとつに「PEGレシオ」があります。

「Price Earnings Growth Ratio」の略で、読み方は「ペグレシオ」です。

この記事では、著名な個人投資家が用いているPEGレシオのアレンジ方法を解説すると共に、証券会社のサイトでPEGレシオを確認する方法も取り上げます。

また、PEGレシオの計算方法や実際の使い方、簡単なエクセルシートの配布も行っています。

PEGレシオの計算方法

計算する女性

PEGレシオとは、PERと利益成長率を割ったものです。

▼PEGレシオの計算式
PEGレシオ = PER ÷ 利益成長率

※ここでいう利益成長率とは、1株あたり利益(EPS)の成長率のことです

今期の予想EPSが100円で、来期の予想EPSが120円なら、利益成長率は20%となります。

PEGレシオの計算にあたっては、3年間の平均成長率を見るべきだとの意見もあります。

しかし、利益成長率は1年先でも3年先でも「予測」でしかありませんので、「将来の利益がどれくらい成長するか?」は投資家の裁量による部分が大きいです。

将来の利益予想は、会社四季報などに記載されている他、企業が公式に発表している3ヵ年計画などを参考にするのもおすすめです。

→PERレシオ エクセルシートのダウンロードはこちら

PEGレシオの計算で使う、PER(株価収益率)の詳細はこちらの記事で解説しています。

一般的に、PERが15倍以上なら割高で、10倍以下なら割安と言われます。株式投資で銘柄の割高・割安を判断する指標としては、PERが最も有名だと思います。

PERはYahoo!ファイナンスや、証券会社のサイトでもすぐに確認できます。

割高・割安を知るために用いられることの多いPERですが、実はもう一つの見方があることをご存知でしょうか。

例えば「PER50倍」の銘柄は割高と言えますが、逆に言うとそれだけ投資家が期待している、つまり将来の利益成長が予測されているとも言えます。

投資家が、将来の利益成長を期待しているため、「PER50倍(つまり現在の1株あたり利益の50年分)」のお金を出してでも、その株を買ってもよいと判断されているのです。

では、将来の利益成長率を加味した上で、割高か割安か判断すれば良いのではないか。

このような考えの元、生み出されたのがPEGレシオということです。

PEGレシオの目安

グラフ

PEGレシオにおける投資判断の目安は以下の通りです。

▼PEGレシオの投資判断

  • 2倍以上:割高
  • 1倍~2倍:適切な株価
  • 1倍未満:割安

「PER50倍」の銘柄でも、「利益成長率が30%」なら、PEGレシオは1.67倍となります。

50 ÷ 30 = 1.67倍

つまり、PER50倍の銘柄でも、利益成長率が30%あれば、株価は割高ではなく適切な範囲であると考えることができます。

PEGレシオがマイナスの場合

残念がる男性

PEGレシオがマイナスになるのは、利益成長率がマイナスの場合です。

来期の1株あたり利益(EPS)の予想が、今期と比較して減益予想だったり、もしくは3年間の利益成長がマイナスのような場合に、PEGレシオはマイナスの値を示します。

PEGレシオがマイナスの場合、投資判断はできません

つまり、将来の利益予想が減益の状態では、PEGレシオは機能しないという欠点を抱えています。

利益成長率がマイナスの場合は、PSR(株価売上高倍率)のような別の指標を使って、割高・割安を判断することができます。

また、個人投資家の今亀庵さんが用いている、売上高成長率を使ったPEGレシオの計算方法も存在します。

個人投資家 今亀庵さんの手法

売上成長

今亀庵さんは、退職金の2,000万円を8年で30億円にしたという実績を持つ個人投資家です。

雑誌などでも取り上げられている有名な方です。

30億円の資産を持つプロ投資家も、PEGレシオに注目しているのですが、その使い方はやや特殊。

▼個人投資家 今亀庵さんのPEGレシオの使い方

  • 「今期の売上高予想」と「来期の売上高予想」で売上成長率を計算
  • 売上高成長率が15%以上の銘柄に絞り込む
  • PEGレシオが1倍以下の銘柄を狙う

PERが50倍以上でも、PEGレシオが1倍以下なら投資対象だそうですが、PERが100倍以上の銘柄は見送りとのことです。

当サイトでは、利益成長率の計算には1株あたり利益(EPS)を使うことをおすすめしています。

しかし、中には営業利益または経常利益を使って利益成長率を算出している方もおられるようです。

PEGレシオの本質は「割高と思われる現在のPERに将来の成長率を考慮するとどうなるか」を図る指標です。

今亀庵さんのように、売上高を成長率に使っても良いでしょうし、特定の製品の売れ行きがカギを握っているのであれば、製品の販売数を「成長率」として計算しても良いでしょう。

自分自身が「この数値が成長していれば評価できる」と思える指標を当てはめるのが良いと思います。

PEGレシオが確認できる証券会社

楽天証券

PEGレシオは自分で計算することもできます。

しかし、楽天証券なら最新のPEGレシオをチェックしたり、スクリーニングによって絞り込みができるので便利です。

楽天証券の提供している「スーパースクリーナー」を使うと、一定の条件で絞り込んだ後に、PEGレシオをランキング形式で表示することも可能です。

ただし、楽天証券での「PEGレシオの閲覧」、「スーパースクリーナーの利用」は口座開設(無料)をした人だけの特権となっています。

楽天証券の会員ページに表示されるPEGレシオは、「1時間毎に更新」されており、常に最新の情報を入手できます。

スマホアプリ「iSPEED」からは、「指標 → コンセンサス情報」のページで、PEGレシオを閲覧できます。
PERレシオの閲覧方法(iSPEED)

PCで見る場合は、個別銘柄の「指標」をクリックします。
PEGレシオの確認方法(PC)

「スーパースクリーナー」を使うと、PEGレシオのランキングを閲覧できます。
PEGレシオのランキング表示

楽天証券は、私自身も愛用している証券会社ですが、取引ツール「マーケットスピード」の完成度も含め、情報収集の強い味方になってくれています。

この記事で取り上げた、スーパースクリーナーの利用は、口座開設をしていれば、誰でも無料で利用可能です。

また、スマホアプリ「iSPEED」も無料で使えます。

PCでもモバイルでも、最新の株価・チャート、そして会社四季報のデータやニュース速報が閲覧できるます。

また、アナリストの利益予想やPEGレシオのような株価指標も確認することができ、投資判断を下す上で欠かせない存在となっています。

楽天証券の口座開設はこちら(無料)