ソーシャルレンディング「LENDEX(レンデックス)」の評判と辛口評価

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LENDEX

ソーシャルレンディングには数多くの種類がありますが、その中でも特に人気があるのは不動産投資クラウドファンディングです。

不動産投資に特化したクラウドファンディングは、すでにロードスターキャピタルが上場を果たしたり、業界大手のケネディクスが参入することを発表しています。

LENDEX(レンデックス)は、クラウドファンディング業者の中でも後発となっている、不動産投資に強いソーシャルレンディング業者です。

担保付きで利回り10%の案件も取り扱っており、今後の展開が気になったので、LENDEXについて詳しく調べてみました。

LENDEX(レンデックス)の特徴

クラウドファンディングには色々なタイプが存在しますが、LENDEX(レンデックス)は不動産担保を活用した融資を募る「ソーシャルレンディング」というタイプに分類されます。

一般的なソーシャルレンディング業者とは大きく変わりませんが、LENDEXならではの大きな特徴として

  • 1年以内の短期投資中心
  • 東急リバブルの査定結果を利用

という点が、他社と大きく異なる部分です。

1年以内の短期投資中心

スピード

LENDEXの取り扱う案件は、1年以内に元金の返済が見込める短期投資です。

ソーシャルレンディング業者の多くは、当初は1年以内の短期融資の案件が多いのですが、ある程度実績を積み上げると償還期間を2年・3年と長期化する傾向にあります。

もちろん、長期投資で高利回り運用を行いたい投資家も多いので、償還期間の長い案件を好んで選択する人もいます。

しかし、リスクが見えにくいソーシャルレンディング投資においては、償還期間が長期化すると元金が返済されない可能性が高まると私は考えています。

上記の理由から、ソーシャルレンディングにおいては、見通しの立てやすい3ヶ月・6ヶ月・1年以内で投資額が回収できる案件を厳選した方が安心です。

LENDEXは「1年以内の短期投資中心」で案件を展開しているため、

  • 短期間で資金を回収したい方
  • 満期1年以内の定期預金の代替商品を探している方

にもおすすめです。

東急リバブルの査定結果を利用

オフィスビル

LENDEXのもう一つの特徴として、投資案件の不動産担保評価には「東急リバブルの査定結果を利用している」というものがあります。

「東急リバブル」と言えば、東急不動産グループの販売会社であり、業界でもトップクラスの大手業者です。

不動産特化型ソーシャルレンディングのリスクとして、不動産担保評価をどこまで信頼して良いのか?という問題があります。

例えば、募集金額1億円の案件に1.2億円相当の不動産担保が付いていたとしても、担保評価が甘く実際は8,000万円の担保価値しかないようなものだったら、貸し倒れが生じた場合に投資額を全額回収できない恐れがあります。

その点、レンデックスが査定結果を依頼している「東急リバブル」は業界大手であり、担保価値の精度には信頼性があると考えて良さそうです。

しかし、LENDEXと東急リバブルが資本提携をしている(東急リバブルから出資を受けている)わけではなく、LENDEXはあくまでも独立系の業者であり、「信頼のおける東急リバブルの査定結果で担保評価していますよ」というだけにすぎません。

LENDEXのサイトを見ると、業務提携先として「東急リバブル」の名前を全面的に押し出している印象を受けます。

しかし、東急リバブルとLENDEXは特別な関係にあるわけではなく、東急リバブルはあくまでも担保評価の外部委託先となるので注意です。

LENDEXではその後、担保評価額の算出方針を「当社独自の査定価格と、第三者の査定価格とを比較し、いずれか低い方」と改めました。

独自の査定価格と第三者評価を両方実施し、より保守的な方を評価額に採用するという方針は大きな改善です。

一方で、担保評価を実施する会社が「東急リバブル」から「第三者」とやや不透明な言い回しになっている点には注意が必要です。

現在も業務提携先として「東急リバブル」の名前は挙げていますが、現在募集している案件の第三者評価がすべて、東急リバブルによるものかどうかはわかりません。

LTVは80%まで

LTVとは?

逆に、LENDEXの安心できる点としては、投資案件の募集額を担保評価額の80%を上限にしているということです。

当社は当社独自の査定価格のほか、大手国内不動産会社の査定価格の80%を上限にファンドを組成します。

つまり、担保評価額が1億円の不動産の場合、LENDEXでの募集金額は最大8,000万円までとなります。

これは、市況が悪化して不動産価格が20%下がった状態で貸し倒れが起こっても、担保を売却すれば全額回収できることを意味しており、安全性の高さの証明となります。

もちろん、「担保評価額の80%」という数値はファンドの募集金額となっているため、担保物件が他にも抵当がついている可能性も考えられます。

わかりやすく言うと、抵当権の順位が2位になっている場合は、例え募集金額が担保評価額の80%以内におさまっていたとしても注意が必要だということです。

口座開設手数料は無料

財布を持つ女性

LENDEXでの投資をはじめるにあたって、口座開設手数料や維持必要は無料です。

入金・出金時にのみ振込手数料が発生します。

では、LENDEXがどこから収益を得ているのかというと、借り手の借入利率と、貸し手(私たち)の利回りの差です。

例えば、LENDEXで利回り10%の案件に投資をする場合、仮にLENEXの手数料を3%とすれば借り手となる業者は年利13%で資金調達していることになります

LENDEXで募集される案件の資金使途は短期資金ばかりなので、金利は当然高めの設定となります。

しかし、利回りがあまりに高すぎるということはそれだけリスクをはらんでいるということにもなりますので、慎重な見極めが必要になってくるでしょう。

最悪の場合、元本割れが発生する可能性もありますので、もしそうなったとしても利益が出せるよう、分散投資をしっかりと行うことが重要です。

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執筆者の詳細プロフィール
右も左もわからない状態で株式投資をはじめ、10年以上が経ちました。その間に、引きこもりになったり、会社を設立したり、いろいろなことがありました。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「今日の経営」でも記事を書いています。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

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