利回り年14%を超えるクラウドクレジットのハイイールド投資は危険か?

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クラウドクレジット

ハイイールド投資で年間利回り14%の達成を実現。

ソーシャルレンディング業者の中でもとりわけ利回りが高いのが、クラウドクレジットです。

多くのソーシャルレンディング業者が国内の不動産を担保とした貸付を行っているのに対し、クラウドクレジットが募集している案件は海外のものばかり。

特にカメルーンやペルーといった新興国(発展途上国)に貸付を行う案件が多いため、ハイリスク・ハイリターンとなっています。

リスクが高いのは事実ですが、利回りは年14%を超えるものも存在しており魅力的です。また、投資先を海外に限定しているソーシャルレンディングは非常に少ないため、独自性のある債券投資ファンドの組成においては、クラウドクレジットはダントツのNo.1です。

今回は、クラウドクレジットの特徴やリスクについてまとめたいと思います。

クラウドクレジット 公式サイトはこちら

貸付先を海外に限定したソーシャルレンディング

新興国の子供

クラウドクレジットの特徴は、投資先を海外に限定していることです。

例えば、新興国(発展途上国)であるペルーの債務者に対して、クラウドクレジットを通じて融資を行い、利息を付けて返済してもらう。もしくは、カメルーンの中小企業に対して貸付をするなどが可能です。

一般的に新興国は金利が高いため、必然的に貸付金利も高くなります。よって、クラウドクレジットを通じて投資した案件についても、高利回りとなり投資対象としての魅力が増します。

例えば、クラウドクレジットでは過去にこのような募集案件がありました。

クラウドクレジット 過去の募集案件

ペルー・小口債務者支援プロジェクト
利回り:11.1%
運用期間:3年
延滞債権投資。銀行から不良債権を安く買い取り、その不良債権を元に債務者と返済相談・減免交渉を行い回収を図る。

※この案件は記事執筆時点で運用開始から2年が経過していますが、問題なく返済が進んでいます。

バルト三国自動車リースファンド
利回り:9.5%
運用期間:4年
エストニアに住んでいる個人、企業に対して自動車リースを提供している業者のリース債権に投資するファンドとなります。

仕組み上間接的ではありますが、エストニアで自動車リース事業を営んでいる業者を通じて、自動車を借りている顧客が支払うリース料の一部が投資家リターンとなります。

※この案件は記事執筆時点で運用開始から約半年が経過していますが、問題なく返済が進んでいます。

欧州3か国個人向けローンファンド(ハイイールド型)
利回り:12.8%
運用期間:3年
為替ヘッジありの案件なので、ユーロ/円の為替変動による損益の影響を低減でき、純粋に債権の利回りに対してのみ投資できます。

スペイン・フィンランド・エストニアに住んでいる数百件の個人向けローンを束ね、投資するファンドです。複数の国・個人に分散して貸付を行うので、貸し倒れリスクは低いです。

※この案件は記事執筆時点で運用開始から1年が経過していますが、問題なく返済が進んでいます。

公式サイトで現在の募集案件を見る

また、新興国には資金不足で困っている人や事業者が多いことも事実です。クラウドクレジットを通じて新興国へ投資をすることは、新興国の応援、つまり社会貢献の一貫として捉えることもできます

こうした仕組みは、マイクロファイナンスと呼ばれます。

マイクロファイナンスとは、貧しい人々向けに小口の融資や貯蓄などの金融サービスを提供することをいいます。 マイクロファイナンス(小規模金融) とは、貧しい人々に小口の融資や貯蓄などのサービスを提供し、彼らが零細事業の運営に役立て、自立し、貧困から脱出することを目指す金融サービスです。

クラウドクレジットの手数料

手数料

クラウドクレジットは、ファンド(取扱案件)ごとに運用手数料が異なります。

運用手数料の一例は以下の通りです。

  • 当初出資額の1.5%
  • 当初出資額の0.75%
  • 毎年当初出資額の2.0%

最初に出資額の数パーセントが手数料として発生するタイプ、そしてもう一つが毎年出資額の数パーセントを支払うタイプがあります。

案件の期待利回りから手数料を差し引いた分が実質的な投資家リターンとなるので、事前にシミュレーションしてから投資判断をしましょう。

また、クラウドクレジットは定期的にキャンペーンファンドを募集しており、手数料0円の案件も存在します。こうした案件は相対的にリターンも高まるのでおすすめです。

口座開設や維持にかかる手数料は無料ですが、入出金にかかる振込手数料が別途かかります。

  • 入出時の振込手数料:自己負担
  • 出金:月1回まで手数料無料、2回目以降は1回あたり770円(税込)

為替リスクに注意

注意

クラウドクレジットが取扱う案件の中には「為替ヘッジなし」のものがあります。

為替ヘッジとは?

為替ヘッジなし
海外通貨で運用するため、為替レートの影響を受けます。

償還時の為替レートが円安であれば「為替差益」が発生するため、期待リターンがより大きくなります。

一方で、償還時の為替レートが円高だと「為替差損」が発生し、運用利益の目減りが生じたり、場合によっては元本割れを起こす危険性があります。

為替ヘッジあり
為替ヘッジをすることで、為替の影響を低減することができるので利回りは安定します。

一方で、為替ヘッジに必要なコストが生じるため、為替ヘッジなしのものと比較して期待利回りが1%程度少ない状態で案件が募集されています。

リスクを大きく取る代わりに、大きなリターンを狙いたいという方は、「為替ヘッジなし」を選択しても良いでしょう。

しかし、外国為替はランダムに動くわけではなく国の経済情勢に基いて動きます。

一般的に新興国はインフレに悩まされているケースが多く、インフレだからこそ金利が高くなっているのです。

高いインフレを起こしている国の通貨は価値が目減りしやすいので、短期的に円安になることがあっても、長期的には円高になりやすいです。

つまり、クラウドクレジットで高利回りなハイイールド投資を行っても、運用期間が長期に及ぶと為替差損を受ける可能性の方が高くなります。

特にクラウドクレジットは運用期間が長い案件が多く、償還時の為替レートを予測することは困難です。

想定外の為替差損を被ることがないよう、個人的には「為替ヘッジあり」の案件でリスクを低減しておくことをおすすめします。

大手企業系のベンチャーキャピタルが出資

握手

ソーシャルレンディング業者の中には怪しい会社が少なくありません。

しかし、クラウドクレジットは業者としての信頼性においては間違いなく高いです。その理由として、クラウドクレジットには大手企業のベンチャーキャピタルが出資し、株主となっています。

クラウドクレジットの株主

  • 伊藤忠商事
  • マネックスベンチャーズ(マネックス証券系列)
  • 第一生命
  • LINE Ventures(LINE系列)
  • YJキャピタル(Yahoo!JAPAN系列)
  • ソニーフィナンシャルベンチャーズ
  • SBIインベストメント
  • 三菱UFJキャピタル

など。

大手企業系のベンチャーキャピタルが出資していると安心感がありますね。

また、クラウドクレジットは日本経済新聞や東洋経済といった経済系の情報誌でも取り上げられた実績があります。

案件の審査はプロの目が行き届いている

ソーシャルレンディングによる貸付は元本保証ではありません。万が一返済遅延や貸し倒れが生じた場合は、期待利回りが得られない、元本割れのリスクがあります。

特に新興国の投資案件を扱うクラウドクレジットは、こうしたリスクが他のソーシャルレンディングよりも高くなっています。それと引き換えに高いリターンを提供しているため、仕方ありません。

しかし、クラウドクレジットは募集案件数に対する返済遅延・貸し倒れの割合が極めて低いです。

これはなぜかというと、事前にクラウドクレジット側でしっかりと審査を行い、プロの目から見てある程度安全だと判断できるものだけを提供しているからです。

ソーシャルレンディングにおいて貸し倒れ件数が増加すると、投資家からの信頼が極端に冷え込みます。だからこそ、業者としてもそうしたトラブルを避けるために、事前の審査をしっかりと行っているのです。

日本の低金利を活かして海外に投資する戦略は正しい

日本から世界へ

クラウドクレジットが取扱う案件は、ハイリスク・ハイリターンなものが多いです。

その理由は、取扱案件のすべてが海外案件、しかも新興国(発展途上国)のものだからです。

(「為替ヘッジあり」の案件を選べば為替リスクを負わなくて済みますが、)基本的に海外案件は為替リスクが生じます。

つまり、投資した金額が正常に返済されても、為替レートの変動によって損失が生じることがあります。(もちろん、利益となるケースもあります)

また、新興国(発展途上国)は想像のとおり、金利が高い一方で貸し倒れリスクも高い傾向にあります

しかしながら、低金利である日本円を活用して海外の高利回り案件に投資する戦略は、プロのファンドでもよく行われています。

クラウドクレジットに投資をする際は、複数の案件に分散し、リスクを抑えながら取り組むことをおすすめします。

クラウドクレジットの公式サイトはこちら

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
右も左もわからない状態で株式投資をはじめ、10年以上が経ちました。その間に、引きこもりになったり、会社を設立したり、いろいろなことがありました。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「今日の経営」でも記事を書いています。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

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