「1万円を増やす方法」に1億人の投資術 管理人が本気で答えてみる
執筆者:川原裕也
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こんにちは、1億人の投資術 管理人の川原裕也です。
前回の記事で、100万円を資産運用する場合のおすすめ投資商品について書きました。
今日はそれよりもさらに少ない金額「1万円を増やす方法」について考えたいと思います。
お金がほとんどない、でも手元に1万円ならある。この1万円を増やすにはどうすればよいだろうか。
私の回答は、この記事を読む人にとって期待はずれの内容かもしれません。
しかし、もし私が1万円しか持っていなかったら、こうやってお金を増やすだろうというやり方を紹介します。
目次
1万円を増やす方法
1万円を増やしてお金持ちを目指すにはどうするか。
私なら下記に示す4つの方法を実践することで、1万円を確実に増やします。
本を買って読書する
意外に思うかもしれませんが、私なら1万円すべてを書籍の購入に使います。
本を買って読書をすることは、とても効率の良い最高の自己投資です。
日本の読書人口は年々減っているそうです。私はこの状況が残念だと感じる一方で、読書によって得られる優位性が増しているとも考えています。
1万円あれば想像以上にたくさんの書籍を購入できます。
では、どのような本を買えばよいか。
もし手元に1万円しかないのであれば、マンガ・雑誌・小説は避けます。
「本を読まなくては」と思うとどうしても小説に手を出してしまいがちですが、知識の吸収という意味では小説の優先順位は低いです。
本屋さんの「話題の書籍」や「ベストセラー」の中から、気になったタイトルのビジネス書・実用的な書籍を購入します。最初はそれで十分です。
例えば「上司に好かれるコツ」というタイトルの本が気になれば、それを買えばいいですし、「No.1営業マンに聞く販売術」という本が目に止まったら、それを買えばよいでしょう。
現在の自分の境遇を打開してくれそうな本を選ぶのがポイントです。
本を読む習慣がない人は、本屋さんで気になる本を手に取ってみてパラ読みし、文字が大きく読みやすいものから選ぶのがおすすめです。
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自分にとって価値のない本は捨てる
もうひとつ大切なことがあります。
それは、「本に価値があるのではなく本に書かれた情報に価値がある」ということです。
一冊の本が1,000円で売られていたとしても、本はただの紙の集合体であり、そのものに価値はほとんどありません。そこに書かれている情報にこそ1,000円の価値(いや、1,000円以上の価値)があるのです。
何が言いたいかというと、「読めそうだと思って読み始めたが、読みにくい本・思っていた内容と違う本は今すぐ捨てるべき」だということです。
実際、私自身もこれまで何冊もの本を捨てています。
- 本自体がよくなかった
- 自分自身が読みこなせなかった
どちらの場合も捨てる対象です。
初心者のうちは読めない本(読んでいてつまらないと感じる本、読むのが難しいと感じる本)が特に多いので、数多くの本を捨てることになるでしょう。しかしそれでも構いませんので、良いと思える本に出会えるまでこれを続けてください。
「お金を出して買った本は最後まで読まないともったいない」と考えるのは間違いです。
つまらない本は途中で読むのをやめて、今すぐ捨てるか、もしくはメルカリなどで売って自分から遠ざけます。
そして次の本を手に取り、自分が読みやすいと感じる本に出会えるまでこれを繰り返すのです。
大切なポイントをまとめます。
1万円あれば多くの本を買うことができるが、読書習慣がない人にとって読める本は限られる。
無理に読もうとしても習慣が身につかないので、まずは「本を読む習慣」を身につけるために多くの本を買い、多くの本を(読みかけでも良いので)捨てることが大切。
読めない本に見切りを付けて、自分でも読める本に当たるまで色々な本を読もうとしてみること。
もし私が1万円を持っていたとしても投資には使いません。
1万円を投資をして資産を10倍にしても、たかが知れています。まずは知識を吸収することに多額のお金をかけてください。
最後に補足となりますが、書籍と言ってもいわゆる「高額な情報商材」を買う必要はありません。(私はそういった類のものを買ったことはありません)
一般の本屋さんに売っている書籍で十分です。
一生懸命に働く
十分な知識が伴わない状態で投資に手を出すと、日々の損益が気になって仕事が手につかなくなるのがオチです。
私自身、株式投資をはじめた当時は毎日の利益・損失が気になってしまって、仕事に集中できない毎日を送っていました。
しかし手持ちのお金が少ないうちは、投資でお金を稼ぐよりも、仕事で投資の原資(種銭)を稼いだほうがよほど効率的です。
そのためには、一生懸命に働き、出世し、そして給料を増やす必要があります。
給料を増やすためにやるべきことは、出世することです。
そして出世するためにやるべきことは、スキルを身につけることです。
オフィスで働くビジネスマンなら、エクセル関連の本を買ってエクセルの達人を目指してみる。これだけで会社の同僚よりも10倍はうまくやれるはずです。
工場で働くエンジニアなら、専門的な技術書を買って資格の取得を目指すのもよいでしょう。
一度身に付けたスキルは自分について回るので、A社からB社に転職しても、B社からC社に転職しても大きな武器になります。
人脈や社内政治に時間と労力を注いでも、肩書きや後ろ盾がなくなってしまえば何の役にも立ちません。
ドラゴンクエストに例えるならば、勇者に守られている村人であるよりも、自分自身が武器を身に付け、強い勇者になることを目指した方がよほど良いということです。
知識だけの頭でっかちにはならない
また、本を買って知識を身につけても、それを行動(実践)に移さなければ自分の身にはなりません。
読書をして知識を習得する、そして得た知識を身につける実践の場として、職場(仕事)はもっとも適しています。
「知行合一(ちぎょうごういつ)」という言葉がありますが、知識と行動が伴ってはじめて力を発揮するのです。
知行合一は「知ることは行為の始めであり、行為は知ることの完成である」「行動を伴わない知識は未完成である」とも言い表される
節約で投資資金を作る
これは言うまでもありませんが、資金が少ないうちは、節約によって少しでも多くのお金を残すようにします。
労働によって得られる給料を増やし、受け取った給料は読書のために書籍の購入に使う。
しかし、どれだけ本にお金を投資したとしても手元には一定のお金が残るでしょうから、そのお金はできるだけとってくことをおすすめします。
著名投資家のウォーレン・バフェットは貯金の秘訣として「お金を使ったあとに残った分を貯金するのではなくて、貯金したあとに残った分を使うこと」と言っています。
毎月の貯金の目標を設定し、残ったお金でどのようにやりくりするかを考えましょう。
最低でも、毎月稼ぎの2割ぐらいは残せるようにするのが望ましいです。
100万円が自分に与えてくれる一生ものの利益
もし1万円を手元に残したら、年率5%で運用すれば毎年500円を生み出してくれます。
そして、この利益の源泉は枯渇することなく、原則として永遠に毎年500円の利益を自分に与えてくれるのです。
手元残るお金が10万円になれば、年間の投資収益は5,000円になります。そしてこれらは複利効果によって雪だるま式に増えていきます。
もし100万円を貯めたら、それを使って欲しいものを買うのではなく「この100万円は生涯にわたり、自分に毎年5万円の利益を与えてくれるものだ」と考えます。
このように考えると、車1台分に相当する400万円があれば「この400万円は毎年20万円を生み出し、1ヶ月の給料に相当する金額を自分に与えてくれる」と考えることができます。
さらに言うと、マイホーム1軒分に相当する4,000万円があれば、年間200万円の投資収益が得られるので、もはや働くことなく生活することすら叶うのです。
使うのを我慢するだけで、お金はどんどん増えていきます。
それなのに、多くの人が自動車やマイホームを「ローンという名の前借り」を使って購入しているのが現状です。
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勉強のために投資実践を行う
労働によって貯めたお金で余裕が確保できた段階で、早めに投資の実践をすることをおすすめします。
投資の勉強で最も効果があるのは「実践」であり、勉強を兼ねた実践経験は資産が少ないうちから積んでおいた方がいいからです。
資産が少ないうちは、投資で失敗しても給料で十分取り戻せます。
しかし、投資の経験がまったくない状態で、退職金のようなまとまったお金を運用するとどうでしょうか。もし失敗した時の損失は計り知れません。
まずは少額から、勉強のための投資実践をはじめてください。
最近は投資信託が100円から購入できますので、投資信託を買ってみてもよいでしょう。
また、株や企業・経済に興味を持つ上では、株式投資はとても良い選択です。
しかし、1万円程度で買える株はほとんどありません。
繰り返しますが、1万円を投資でどれだけ増やしても、たかが知れています。
儲ける・損するという話は置いておいて、まずは勉強のため、興味を持つために投資の実践を始めてください。
ここまでの4つの方法を地道に実践すれば、誰かに頼ることなく、自分自身の力だけで富と人生を切り開いていけるはずです。
確実な先行投資が実を結ぶ
お金がない時に考えるべきことは「目の前の利益を負わず、確実な先行投資をすること」だと思います。
人は「自分の手に入らないもの、自分が欲しいものを今すぐに手に入れたい生き物」です。しかし、追えば追うほど遠ざかっていくのも事実。
理想の人生、異性との恋愛、そしてお金。あらゆるものが「追えば追うほど遠ざかっていく」というのは、自分の経験からも感じているはずです。
1万円を増やすためには、まずは先行投資として、直接お金にはつながらないことをする。
しかし、その先行投資は確実性が高く、必ず自分の将来の利益につながるものに投資することが大切です。
それが、読書による知識の吸収だったり、仕事に集中して元手を増やすことだったり、節約感覚を身につけて将来お金持ちになったとき、資産を防衛する術を身につけることなのです。
次の記事は「貯金ゼロでも大丈夫!誰にも頼らずお金持ちになる方法」です。
1円のお金すら持っていない状態でも、正しいお金の使い方を心がけていれば、いずれ大きな資産を手にすることは可能です。
また、管理人がおすすめする「本を読むのが苦手な人向けの読書法」も解説しています。
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