StockPoint(ストックポイント)をどう評価する?ポイント投資アプリの強み・弱み

B! pocket

stockpoint

投資・資産運用の新しいスタイルとして「ポイント投資」が話題です。

楽天スーパーポイントやdポイント、永久不滅ポイントなどを運用することで、金銭的な実損を出すことなく、資産運用の体験が可能です。

StockPoint(ストックポイント)もポイント運用サービスの1つです。クレジットカードなどで貯めた様々なポイントをストックポイントに交換し、株式投資を疑似体験できます。

投資が上手く行けば、手持ちのポイントを増やすことができ、その他のポイントと交換したり、貯めたポイントを使って株式を購入し、株主になることも可能です。

この記事では、投資歴10年以上の管理人が、ストックポイントを評価すると共に、良い点・悪い点を中立的にまとめます。

ストックポイントの強み

ポイント投資

ポイント運用サービスでは、「StockPoint(ストックポイント)」が他のサービスよりも優位に立っている部分があります。

それは、ストックポイントは様々なポイントサービスと提携して運用される「ハブ」の役割を果たしているからです。

例えば、楽天ポイントの運用サービスは、楽天が自社で展開しており、楽天ポイントだけが使えます。dポイント投資も同じです。

しかし、ストックポイントの場合は、

  • 永久不滅ポイント
  • .money(ドットマネー)
  • エムアイポイント

と言った、様々なポイントを「ストックポイント」に交換し、同サービス内で一括して運用できます。

ポイントの提携先はこれから続々と拡大する予定です。

永久不滅ポイントのように1ポイントから交換できるサービスもあるので、「少ししか貯まっていないポイントがあり、活用する場面がない」時の使い道としておすすめです。

ストックポイントは様々なポイントサービスをまとめて、運用に回すことができる。

口座開設不要で0円から始められる

スマホを操作する男性

ポイント運用サービスの中には、証券口座開設が必要なタイプのものもあります。(ポイントを使って実際に投資信託を買うサービスなどが該当します)

しかし、ストックポイントでは証券口座の開設が不要なので、面倒な手続きなしですぐに始めることができます。

また、運用対象となる「原資」は私たちがこれまで、日常の買い物やクレジットカードの利用で貯めてきた「ポイント」なので、現金の入金も一切不要です。

ポイントだけを運用するので、もし損をしてしまっても、金銭的な損失がなく、資産運用が初めての方にとっても敷居の低いサービスだと思います。

また、ストックポイントで運用中のポイント資産の状況は、スマホアプリからすぐに確認できるので安心です。

実在する企業の株式に投資

東京証券取引所

ポイント運用サービスの多くが、「投資信託」を投資対象にしています。

しかし、ストックポイントは専用のポイント「SP」を使って企業の株式に投資できるという特徴を持っています。

もちろん、実際に株式に投資するわけではなく、あくまでもポイントを使った疑似体験となりますが、日々の株価変動は、実際のその企業の株価の動きと同じようになっています。

つまり、自分が投資したA社の業績が向上し、株価が上がれば、私たちの運用しているポイントも増加するということです。

実在する上場企業が投資対象であり、実際の株価に連動するというのが、ストックポイントの持つ大きな強みです。

ポイントでの投資はあくまでも「疑似体験」なので、株主優待や配当金はもらえません。

しかし、ポイントを貯めることで「ホンモノの株式と交換できる」仕組みが整っています。

ホンモノの株式と交換することができれば、1円の出費もなく、上場企業の株主になることが可能です。

株主になると、配当金・株主優待の他、株主総会にも参加できるようになります。

運用手順

StockPointを活用して、保有中のポイントを運用するまでの手順を整理します。

1.保有するポイントをStockPoint(SP)に交換
私たちが日常的に貯めているポイントを、ストックポイントのサービス上で利用する「StockPoint(SP)」に交換します。交換レートはポイントサービスによって異なります。

例えば、永久不滅ポイントなら1ポイント=4SPと交換可能です。

2.株式の銘柄を選ぶ
交換したSPを使って、投資したい株式銘柄を選択します。(ストックポイントでは「コース」と呼ばれています)

投資先となる株式銘柄(コース)は、実在する上場企業の株価と同じように、日々変動します。

値上がりするとポイントが増加し、値下がりした場合はポイントは減少します。取引手数料などは不要です。

ただし、交換したポイントによって、選べる株式銘柄が異なるので注意が必要です。

例えば、ドットマネーをSPに交換した場合は、4銘柄(コース)から選択できますが、永久不滅ポイントをSPに交換した場合は3銘柄(コース)からの選択となります。

3.貯めたSPを交換
値上がりなどによって増加したSPは、再び提携先のポイントサービスと交換できます。

永久不滅ポイントで例えるなら「永久不滅ポイント → SPに交換して運用 → 再び永久不滅ポイントに戻して使う」という流れになります。

また、ストックポイントならではのサービスとして、貯めたSPを実際の株式に交換することも可能です。

繰り返しとなりますが、株式に交換すれば、配当金や株主優待、株主総会への参加権が得られます。

念のため補足しておきますが、すべての企業が配当金や株主優待を実施しているわけではありません。

上場企業の中には配当金を出していない「無配」の企業も存在します。

交換可能なポイント

永久不滅ポイント

現時点では交換可能なポイントサービスはまだ少ないです。

しかし、クレジットカード会社のポイントサービスを中心に、今後続々とストックポイントと連携する企業が増える予定です。

永久不滅ポイント
1ポイント → 4SP
5.1SP → 1ポイント
ドットマネー
100マネー → 95SP
100SP → 98マネー

STOCK POINTカードでさらに効率よく貯める

STOCK POINTカード

ストックポイントは、公式クレジットカード「STOCK POINTカード」をリリースしています。

このクレジットカードを日常生活で使うことで、ポイント投資の源泉となるSPをさらに効率よく貯めることができます。

年会費は初年度無料、2年目以降も年1回以上の利用で無料です。(1年に1度も利用がない場合は2年目から1,375円・税込の年会費がかかります)

クレジットカードブランドは「Mastercard」のみです。マスターカードは数多くのお店、ネット通販で利用できるクレジットカードブランドです。

また、高速道路の利用時に強みを発揮するETCカードも無料で発行できます。

このように、STOCK POINTカードの導入にあたっての費用はほとんど気にする必要はありません。

1.0%のポイント還元率

STOCK POINTカードを使うと、100円ごとに「1STOCK POINTカードポイント」が貯まります。(正直、ポイントの種類が多すぎてわかりにくいです)

「1STOCK POINTカードポイント(クレジットポイント)」は、ストックポイント内で使える「1フリーポイント」と交換可能です。

つまり、実質的にはカード利用金額100円ごとに、1フリーポイントが貯まるということです。

フリーポイントとは?

ポイントの種類が多すぎて理解が難しいと感じる方も多いと思います。

フリーポイント」とは、ストックポイントのサービスで使う「現金(待機資金)」のようなものだと考えてください。

ストックポイントで使う「SP」は、投資せずに貯めておくことができません。

必ず、株式銘柄(コース)に使わなくてはならないため、SPは常に「フルインベストメント(全力投資)」の状態になっています。

しかし、直近で株価が下がりそうなので、一時的に現金化し、待機資金を積み上げておきたいということもあろうかと思います。

このような時に、ストックポイント上での「現金(待機資金)」として保有できるのが「フリーポイント」となります。

SPとフリーポイントは相互交換できます。

STOCK POINTクレジットカードを使って貯めたフリーポイントは、その後タイミングを見てSPに交換し、投資に回す。

そして、投資中のSPを一時的に待機資金にしたい場合は、フリーポイントに戻して株価の様子を見る。

このように使います。

なお、相互交換できるフリーポイントとSPには、一定の交換レートが設けられています。

フリーポイントをSPに交換する場合のレートは同じですが、SPをフリーポイントに交換する場合は、実質的な手数料が発生します。

フリーポイントとSPの交換レート
  • 100フリーポイント → 100SP
  • 100SP → 98フリーポイント

STOCK POINTカード 公式サイトはこちら

ストックポイントのデメリットはわかりにくさ

1億人の投資術 管理人の評価

ポイントを使って気軽に資産運用ができ、初心者でも手がけやすいというのが、ポイント投資の良いところだと私は考えています。

一方で、ストックポイントには注意すべきデメリットもあります。

このデメリットは、ポイントサービス全般に言えることなので、これからサービスを利用する上で理解しておいて損はありません。

ストックポイントの弱みは「わかりにくさ」にあります。

これまで説明をしてきた中では、3種類のポイントが登場しています。

STOCK POINT(SP)
ストックポイントのサービス利用に使うポイント
フリーポイント
ポイント運用の「待機資金」に使うポイント。SPとの相互交換ができる
STOCK POINTカードポイント
クレジットカード利用で貯まる「クレジットポイント」。フリーポイントと交換できる

また、貯めたポイントを他社ポイントと交換したり、交換時にそれぞれのレートが設けられているなど、とにかく「複雑な仕組み」です。

理解できる・できないの問題ではなく、重要なのは「複雑な仕組みの中で上手く手数料を取る」ようなビジネスモデルになっていることです。

ストックポイントを利用してポイント投資すれば、金銭的な損失を気にすることなく投資が始められる。このメリットは紛れもない事実です。

しかし、サービスを利用する過程でいつの間にかポイントが少しずつ削られ、これが事実上の手数料となっており、その手数料が高いのか、安いのかが見えにくい構造になっているのです。

例:
ストックポイントを使ってポイント投資を始めた。

投資先の株価は上がっているのに、なぜか自分のポイントがそれほど増えていない。

投資先の株価は少ししか下がっていないのに、なぜかポイントが大きく減っている。

このような状況が起こりやすいのが、ポイント投資の注意すべき部分です。

ポイントが削られる理由は、交換レートに設定されている「実質的な手数料」にあります。

しかしそれが、いつどのタイミングで、どれくらい削られているのかがわかりにくいため、知らぬ間にとても不利な状況でポイント投資をさせられている可能性があります。

もちろん、上手くやればポイントを増やすことのできる良いサービスです。

ストックポイントやその他のポイント運用サービスを利用する場合は、こうした「実質的な手数料」に着目することをおすすめします。

▼ポイント投資に関する情報はこちらの記事でまとめています。

こちらの記事も読まれています

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
右も左もわからない状態で株式投資をはじめ、10年以上が経ちました。その間に、引きこもりになったり、会社を設立したり、いろいろなことがありました。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

0件のコメント

質問・コメントはこちら

最後まで読んでいただきありがとうございました

こちらの記事にコメントが投稿されました

人気のカテゴリ