SNS疲れに悩んでいる人へ、脱SNSすると何が変わる?

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脱SNS

スマートフォンの普及によって、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用する人が増えました。

今では、老若男女を問わず「SNSこそがインターネットの主軸」と言っても過言ではありません。

10年前までは「ポータルサイト、検索エンジンがインターネットの主流」でしたが、最近では多くの方が、SNSを通じて話題のニュースを知り、またSNSで検索をしたり聞いたりして、わからない問題を解決しています。

スマホの登場で手軽にインターネットが使えるようになった反面、「常時、スマホを見ていなければならない」、「常時、SNSでコミュニケーションをとり続けなければならない」といった弊害もあると、私は考えています。

スマホやSNSには「中毒性」があり、自分ではそんなつもりはなくても、いつの間にかスマホやSNSに張り付いて生活している人も多いのではないかと思うのです。(ここにYou Tubeやネットフリックスも加えておきましょう)

そしてそうした状況は、本人が望んでいない場合も多いです。

スマホやSNSに張り付いて生活し続けた結果、スマホやSNSを見ると落ち込んだり、疲れたりする。けど見るのをやめられないという、いわゆる「SNS疲れ」になってしまうのです。

この記事では

  • SNS疲れである
  • SNSを見ると落ち込むのに、つい見てしまう
  • 脱SNSをするとどのような変化が生まれるか

という点について、お話したいと思います。

スマホには中毒性がある

世間ではあまり指摘されていませんが、私は以前から「スマホには中毒性がある」と考えています。

ニュースアプリやSNSなどの更新を確認するとき、画面を上から下になぞりますよね。

スマホの情報更新

「何か新しい情報はないかな?」「友人から返信メッセージが返ってきていないかな?」といった具合に、つい何度も更新を確認してしまいます。

「画面を上から下になぞって更新(変化)を確認する行為」は、「ギャンブル中毒者が(大当たりを期待して)スロットマシンのレバーを引き下げる行為」と重なります。

使いはじめて最初のうちは、得られる刺激(快感)が多いものの、それを繰り返すうちに得られる刺激(快感)は小さくなり、そしていつの間にか、快感が得られなくてもレバーを引き続ける。

こんな実験があることをご存知でしょうか。

365 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 14:04:21 ID:yiZ50c2L
サルを完全に破壊する実験って知ってる?

まずボタンを押すと必ず餌が出てくる箱をつくる。
それに気がついたサルはボタンを押して餌を出すようになる。
食べたい分だけ餌を出したら、その箱には興味を無くす。
腹が減ったら、また箱のところに戻ってくる。

ボタンを押しても、その箱から餌が全く出なくなると、サルはその箱に興味をなくす。

ところが、ボタンを押して、餌が出たり出なかったりするように設定すると、
サルは一生懸命そのボタンを押すようになる。

餌が出る確率をだんだん落としていく。
ボタンを押し続けるよりも、他の場所に行って餌を探したほうが効率が良いぐらいに、
餌が出る確率を落としても、サルは一生懸命ボタンを押し続けるそうだ。
そして、餌が出る確率を調整することで、
サルに、狂ったように一日中ボタンを押し続けさせることも可能だそうだ。

366 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 14:17:29 ID:IvIAGrrD
のちのパチンコである

出典:2ちゃんねる

スマホやSNSは、使えば使うほど利用時間が長くなり、いずれずっと見続けてしまうように設計されているのです。(そうなるように意図して設計しているのかはわかりませんが)

電車に乗ったとき、辺りを見回してみてください。ほとんどの人が、スマホの画面に顔を向けたままになっています。

上記で引用した「狂ったサル」のように、情報(快感)が得られる可能性はほとんどないのに、スマホやSNSを見続ける生活で本当に良いのでしょうか。

スマホやSNSには中毒性があるからこそ、自分自身で意識して「脱SNS(スマホやSNSからあえて離れること)」を実践する必要があると私は考えます。

テレビを観るのをやめて私の人生は変わった

私がこのように考えるきっかけは、私自身がSNSが普及するずっと前に、同じような経験をしたからです。

当時、私はテレビを観るのが大好きで、特にテレビドラマをよく見る生活をおくっていました。(現在で言うなら、You Tubeやネットフリックスなども同じですね)

しかし、自分がビジネスを始めたことがきっかけで、大好きなテレビを観ることを一切やめることを決断しました。

私にとってテレビは生活の一部でしたから「テレビがない生活など考えられない」という気持ちだったのですが、いざ観るのをやめてみると「テレビを見なくてもなんら問題ない」ことに気づきます。

これは私にとって大きな気付きとなりました。

多くの人が「これがないとやってられない」「これがない生活はありえない」という依存を1つか2つは抱えていると思います。

例えば、「タバコ」や「お酒」のような習慣付いたものが代表例です。

習慣を断ち切るのは難しいことですが(中毒性のあるものならなおさら)、タバコやお酒をやめても死ぬわけでもなければ、生きづらくなることもありません。

やめた当初はストレスが溜まったり、生きづらいと感じるかもしれませんが、そもそも20歳になるまではタバコ・お酒のない人生を問題なく歩んできたわけですし、世間には大人になってもタバコ・お酒を一切やらない人もたくさんいます。

彼らはみな、タバコやお酒がないからといって、イライラしたり、生きづらいと感じたりしていません。

やめてみてはじめて「自分にとって必需である」と思っていたものが、実はそうでなかったと気づくのです。

スマホやSNSもこれと同じ。

離れてみると、自分の生活にはなんの支障もないことに気づくはずです。

むしろ、スマホやSNSを制限することで、膨大な時間が手に入ります

私の過去の話に戻ります。

私はテレビを観ることを一切やめて、手に入れた膨大な時間を自分のビジネスや読書に向けました。

その結果、仕事や人生はうまくいき、自分の人生を180度変えることができました。

何も変わらない毎日から「たった1つの、依存からの脱却」を図ることで、何もかもが良い方向に変わったのです。

自分の抱えている「悪しき習慣(やめたいと思っているけどやめられない習慣)」を断ち切ると、自分の人生の他の分野にまで大きな変化が起こります

習慣の力」という本にある一節を引用します。

重要なのは、リサがカイロで、ある一つの考えを変えたこと、つまり目標達成のために、「たばこをやめよう」と考えたことだった。

それがきっかけとなって、いくつもの変化が引き起こされ、やがて彼女の生活のあらゆる面に広がっていった

旅行から戻って6ヵ月、彼女はたばこをやめてジョギングを始めた。すると食生活や働き方、睡眠、貯金のしかたも変わり、仕事のスケジュールをきちんと決め、将来の計画を立てるようになった

研究者がリサの脳の画像分析を始めたところ、驚くべき発見があった。ある神経パターン(以前の習慣)よりも、新しいパターンが優先されていたのだ。

その変化を起こしたのはカイロへの旅行や離婚や砂漠横断ではなく、リサが「喫煙」という一つの習慣を変えることに専念したためだと、研究者たちは考えている。一つの習慣に狙いを定めることで、他の行動もプログラムしなおすことに成功したのだ。

そのような習慣をキーストーン・ハビット(要となる習慣)という。

出典:習慣の力

私自身がSNSのアプリを立ち上げるのは月1回だけです。

本当に見たいと思える人のアカウントだけをブックマークしておき、月1回だけまとめて見るようにします。

30分くらいですべて見られるので、私がSNSに使う時間は1ヶ月30分だけです。(1日30分ではありません)

本当に見る価値があると思える人の情報だけを見ますので、重要ではないニュースなどの情報に、つい時間を取られてしまうこともありません。

スマホやSNSを見る時間を大きく減らす一方で、仕事に打ち込んだり、投資アイデアを考えたり、読書する時間を確保するようにしています。

なぜなら、それらが私の人生を良くするために「本当にやるべき大切なこと」だと思うからです。

「スマホやSNSの画面をひたすら見続けること」は、私の人生を良くする上で「本当にやるべき大切なこと」だとは思えないからです。(多くの人にとってもそうではないでしょうか?)

もちろん、SNSだけでなくYou Tubeやネットフリックスなども同様です。

脱SNSのポイント

脱SNSを実践するにあたってのポイントは2つ。

  1. 勇気をもって距離を置くこと
  2. 通知を切ること(場合によってはアプリを削除すること)

SNSから距離を置くには勇気が必要です。

「友人からのメッセージに返信しなくてもいいのか。」、「新しい情報を取りこぼしてしまわないか。」、「世間の話題についていけなくなるのでは。」など、不安なことがたくさん思い浮かぶかもしれません。

しかし、やめるなら「勇気をもって距離を置くこと」が大切です。

「見る時間を減らす(または1日◯分までに制限する)」というやり方ではなく、「完全に距離を置く」というのがポイント。

SNSを見る習慣がなくなってからであれば、私のように情報収集目的で1ヶ月30分くらい見るというのもありだと思いますが、最初のうちは「完全に距離を置く」方が脱SNSを実践しやすいと思います。

他人に「SNSをやめます」と宣言せずとも、勝手にピタッとやめてしまっていい。何も言わずにやめてしまっても、悪いことは何も起こらないので安心してください。

2つめは「通知を切ること(場合によってはアプリを削除すること)」です。

スマホの通知(プッシュ通知)を切るには自分自身で設定を変更する必要があるため、面倒な作業かもしれません。しかし「通知を切る」ことは時間を使ってやってみる価値があると断言します。

自分でSNSを見ないようにしようと思っても、スマホの通知(プッシュ通知)はメッセージが届いたことを私たちに伝え、アプリを起動させようとします。

私のSNSアカウントには、私の記事やサイトを見て、多くの人がメッセージを送ってくれます。

非常にありがたいことなのですが、私はSNSアカウントに届いたメッセージに返信することもなければ、その通知を見ることもしていません

そもそも通知を切っているので、メッセージが届いたことにすら気づかないのです。

もしかすると、私に対してメッセージを送ってくれた人から「返事もしない非常識な奴」と思われているかもしれませんし、大切なメッセージを見落としているかもしれません。

しかし、そうした通知・メッセージを捨てるというデメリットを受け入れる代わりに、私はSNSの通知に時間を奪われることも、メッセージを見て一喜一憂することもありません。

ひたすら、自分の大切なこと(仕事や投資)に集中して、これらに多くの時間を使うことができているのです。

1日24時間は、すべての人に平等に与えられます。

果たして私たちは本当に、与えられた時間を「ただスロットマシンのレバーを引くこと」に費やすべきなのでしょうか。

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執筆者の詳細プロフィール
右も左もわからない状態で株式投資をはじめ、10年以上が経ちました。その間に、引きこもりになったり、会社を設立したり、いろいろなことがありました。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「今日の経営」でも記事を書いています。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

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