人生がつまらないと感じている人へ。自己投資と成長と幸福感の話

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人生がつまらない理由

今日は、人生がつまらないと感じている人へ、なぜ人生はつまらなくなるのか、解決するにはどうすればよいかについての持論を語りたいと思います。

ちなみに、この記事を書いているのは投資家です。どこに投資(お金を使うこと)をすれば、効率よくリターンが得られるかについても話します。

突然ですが、人が幸福を感じるのはどのようなときだと思いますか。

好きな人と付き合えたとき、試験に合格したとき、宝くじに当たったときなど、「幸せ」だと感じる瞬間はたくさんあります。

しかしわたしは、人が持続的に幸福を感じていられるのは、唯一「成長している間(良い方向に変化している間)」だけだと思っています。

これが唯一だとわたしは考えています。

試験に合格した、宝くじに当たった。このようなときは、「先行きが良い方向に変化していくだろう」という期待が先行するため、瞬間的な幸せを感じます。

しかしその後、理想と現実にギャップが生じ、幸福感は長続きしません。

また、人はすぐにその生活に慣れてしまいますから、やはり瞬間的に幸せだと感じても、その幸福感は長続きしないのです。

この記事の前フリとして、人が幸福を感じていられるのは、

  • 成長している間(良い方向に変化している間)だけ
  • もしくは「先行きが良い方向に変化していくだろう」と頭の中で期待を抱いている間だけ

であって、

  • 成長が止まったとき(良い方向への変化がなくなったとき)
  • 先行きの期待感がなくなり、先行きが暗いと感じるようになったとき

には「幸福感」は消え「不幸」を感じるようになります。

人生のあの瞬間、この瞬間を思い出してみてください。いずれも上記の条件に当てはまっていませんか?

自己投資と成長が幸福感を生み出す

多くの人が勘違いしているようです。

お金がもっと手に入れば、社会的地位が向上すれば、容姿が今よりよくなれば、、、そうすれば自分は幸せになれるはずなのに!

しかし先ほども述べたとおり、望むものを手に入れても幸福感は長続きしません。人はすぐその状況に慣れてしまうからです。

繰り返しますが、ずっと幸せを感じていたいと思ったら「成長し続ける(良い方向に変化し続ける)」必要があります。

もしくは「先行きが良い方向に変化していくだろう」と頭の中で期待し続けるのも幸福感を持続する秘訣です。(これは別名、ポジティブシンキングと言うやつですが、先天的にポジティブな人でなければ長続きしません)

私は、人の成長曲線と、幸福曲線(幸せを感じる度合い)は同じだと考えています。

そしてその形は、S字曲線(シグモイド曲線)に似ていると思っています。

シグモイド曲線
出典:S字曲線

横軸は「投入した時間」、縦軸は「成長・幸福の度合い」を表します。

成長も幸福感も、上記のグラフのようなS字カーブになっていると思うのです。

3行でわかりやすく説明すると、

  • レベル1(初期):少し辛い
  • レベル2(中期):どんどん上手くなる(成長する)のでたのしい
  • レベル3(後期):修羅の道

ということです。

最初に何かをはじめるときは、なかなかうまくいかず、面白くない。(ここでやめてしまう人を3日坊主といいます)

しかし辛いと感じる「レベル1」を超えると、急激に上手くなる(成長する)ゾーンがやってきます。

やればやるほど、より良くなっていくので、とにかく楽しい。「レベル2」にいるとき、人は幸福だと感じますし、実際にどんどん成長します

しかしいずれ「レベル2」を抜け、「レベル3」に突入します。「レベル3」は上級者コースです。

どれだけ時間を投入しても、なかなか良くならない。投入する時間・労力に対して、得られる見返り(成長や幸福感)が少ない「修羅の道」です。

ここで多くの人が挫折し、やめてしまいますが、一部の努力家は修羅の道を突き進み、いずれ「プロフェッショナル」と呼ばれるようになります。

2つほど例をあげます。

たとえば「ギターの演奏」は最初、指で弦を押さえることに慣れていないため、指が痛くなります。また、「ドレミ」の練習をしてもまったく面白くありません。

そして多くの人が「Fコード」を押さえることができずにやめてしまいます。(レベル1:3日坊主)

しかし、レベル1のゾーンをクリアすると、自分の弾きたい曲を弾けたり、弾き語りができるようになったりして、ギターの演奏が楽しくなります。

やればやるほど、レパートリーは増えるので、とにかく楽しい。(レベル2)

しかし、プロを目指そうと思ったら、1日何時間も練習し続け、難しい曲にチャレンジしていかなくてはなりません。

練習量に対して得られる見返り(成長や幸福感)が少ない「修羅の道」を突き進むのは、ギタリストの中でもほんの一握りの人だけです。

2つめの例として「体を鍛える」場合はどうでしょう。

体を鍛えて筋肉をつけたいと思い立っても、最初はとにかくしんどい。

走っても、ダンベルを持ち上げても、単調な作業はしんどいばかりか面白くもない。このように感じて、ダイエットや筋トレに挫折した人は多いはずです。(レベル1:3日坊主)

しかし、レベル1を超えると、やればやるほど、理想の肉体に近づくレベル2」の状態に突入し、身体を鍛えることが楽しいと感じます。

初心者(3日坊主で挫折した人)から見れば、ジムに継続的に通っている人は「偉い」「すごい」「意識が高い」と思うかもしれません。

しかし、継続的にジムに通っている人からすると「やればやるほど結果が出るから楽しい」と感じており、継続的にジムに通うことは苦でもなんでもないのです。

もちろん「体を鍛える」と言ってもアスリートを目指すのであれば話は別。レベル3は肉体の限界に挑戦する「修羅の道」です。得られる幸福度は小さく、チャレンジする人はごくわずかです。

ここでのポイントは4つ。

  1. 成長と幸福はS字曲線である
  2. S字曲線を大きく分けると3つのレベルがある
  3. 辛いと感じるレベル1を乗り越えれば、誰でもレベル2に移行できる
  4. レベル2は最も成長と幸福を実感できるボーナスステージである

そして、成長と幸福を持続させるには

  • いかにしてレベル1を早期に終わらせるか
  • いかにしてレベル2にとどまり続けるか

が大切です。

意図的に、幸福ゾーン(レベル2)に滞在する時間を長くすることで、自分自身は「どんどん成長」、メンタルは「幸せな気持ち」という「いいとこ取り」ができるのです。

10%ルールでお金をガンガン投資する

繰り返しますが、人の成長と幸福感はS字カーブになっていて、それを大きく3段階に分けると、

  • レベル1(初期):少し辛い
  • レベル2(中期):どんどん上手くなる(成長する)のでたのしい
  • レベル3(後期):修羅の道

になっています。

「効率の良い成長」と「持続的な幸福感」を得るためには、レベル1をいち早く乗り越え、レベル2の滞在時間を長くし、レベル3にはあえて進まない。これが一番です。(もちろん、自分自身がその道のプロフェッショナルを目指したいと思うのであれば「レベル3」に進むのは素晴らしい選択です)

では、上記を実現するためにどうすればよいか。私の答えは以下の通りです。

  • お金の力を借りてレベル1を切り抜ける
  • レベル2が終わったら別の新しいことに取り組み、再びレベル2を目指す

まず、成長も幸福感も面白みもない「レベル1(初期)」については、お金の力を借りて切り抜けます

私は「10%ルール」と勝手に名付けているのですが、収入の10%を、自分がチャレンジしたい1つの分野のためだけに投資することをおすすめします。

10%ルールで大切なのは、

  • あらかじめ予算を立てること
  • 予算は全額使い切ること
  • 予算は潤沢に用意してあげること

これがポイントです。

収入の10%以上でも10%以下でも構いませんが、もったいないと思ってギリギリの予算を設定するのではなく、ガツンと資金を投じる。予算が潤沢であるほど、レベル1を乗り越えられる確実性は高まります。

例えば、手取り月収が15万円の人なら、10%に相当する15,000円を必ず使う

もちろん、給料は毎月入ってくるわけですから、毎月15,000円(年間18万円)を「レベル1」を乗り越えるためだけに投資します。

ここでのポイントは、月々の15,000円は必ず全部使い切ること。お金は1円も余らせてはいけません。

例えばギターを始めるなら、ギターの関連グッズに毎月15,000円を必ず投入します。

ギター教室に15,000円の月謝を払うという使い方は、通わなくなってしまうと意味がないのでおすすめではありません。

気になる教則本を買うとか、良いギター弦を買うとか、そういったものにお金を使ってください。

体を鍛える場合なら、「毎月15,000円分の筋トレグッズを絶対買う」と決めるのも良いでしょうし、ナイキなどの高めのウェアやシューズを毎月揃えていくという方法もおすすめです。

ギターレッスンと同様に、ジムの月謝に15,000円を使うというのはおすすめしません。

料理にチャレンジしたい人なら、調理器具やレシピ本に毎月15,000円という潤沢な投資を行う。または、高級食材や珍しい食材に投資し、実際に料理で使ってみる。

投資先として、単発の料理教室に通うのは良いですが、毎月継続的な料理教室の月謝に投資金額(軍資金)を投じるのはおすすめしません。

このようにとにかく、お金の力を借りて、毎月一定額を必ず全額投資する。これがレベル1を早期に乗り越える秘訣です。

無事にレベル2に達し、やればやるほど結果が出る幸福感を感じる状況になったら、当面はその幸福感を味わってください。

そして、レベル2が終了し、投入した労力や時間に対して得られる結果が少なくなり、楽しいと思えなくなったら、スパッとやめてしまってもいいです。

ギターにチャレンジし、レベル2が終わったら次は体を鍛える。体を鍛えてレベル2が終わったら次は料理にチャレンジしてみる。といったように、次々と新たな分野にチャレンジし、レベル2を目指すことで、得られる結果と幸福度の高い「レベル2の滞在時間」を長くすることができます。

変化のない生活には変化を作る

これまでお話してきた内容の応用として「変化のない生活にどう対応していくべきか」についても私なりの持論があります。

何度も繰り返しますが、人が幸福を感じていられるのは、

  • 成長している間(良い方向に変化している間)だけ
  • もしくは「先行きが良い方向に変化していくだろう」と頭の中で期待を抱いている間だけ

であって、

  • 成長が止まったとき(良い方向への変化がなくなったとき)
  • 先行きの期待感がなくなり、先行きが暗いと感じるようになったとき

には「幸福感」は消え「不幸」を感じるようになります。

結婚して長い年月が経つと、夫婦間の愛情がなくなったり、最初は楽しかった仕事がつまらなくなってしまう。いずれもよく聞く話です。

私は数年前に結婚しました。もちろん今でも妻のことを愛しています。

しかし、たとえ今、目の前にいる人のことがすごく好きであったとしても、この先何十年に渡って愛情を抱き続けるのは難しいだろうなと、結婚する前から思っていました。

なぜなら、これまでお話してきたとおり、人はどのような状況にでも慣れてしまう生き物だからです。

相手に対する感謝の気持ちも愛情も、時間とともに当たり前となり、慣れてしまい、そしてなくなっていく。これは人間の持つ特性であり、仕方のないことだと思っています。

決して、この人だったらこれからも永遠に愛し続けられる!ずっと幸せでいられるはずだ!などという理想は抱いていませんでした。

「どんなことがあっても相手を永遠に愛し続けます!」と決意するようなことはせず、私はまず「愛情や感謝は時間とともになくなる。これは人間の特性であって仕方のないことだ。」というのを受け入れべきだと思いました。

だからといって、愛情はいずれ消えるのだから「結婚はしない」という答えにも至りませんでした。

私が至った答えとは、「感謝の気持ちも愛情も、時間とともに当たり前となり、慣れてしまい、そしてなくなってしまうかもしれない。だったらせめて今は、できる限りの感謝と愛情を注ごう。」というもの。

そしてもう1つが「毎日、ほんの小さなことでもいいから、感謝や愛情を積み重ねることで、永続的に変化(成長)を続けられるようにする。」ということです。

言い換えると、自分自身で意識して変化(成長)を作るために努力するということです。

これは、常に意識していなければなりません。

一般的には「今の幸せが続きますように。(今の生活に満足すると自分に言い聞かせる)」と考えるのが正しいことだとされているかもしれません。

私の場合は逆で、「今の幸せは続かない。なぜなら時間とともに「慣れ」によってそれは「あたりまえ」に変わり、幸せなものではなくなるから。だからこそ、今の生活に満足するべきだとは考えず、小さくても絶えず変化を加える努力をしていく」というスタンスです。

夫婦仲も、仕事もなんでもそうですが、時間とともに変化(成長)はなくなる方向へと力が働きます。

もし完全に変化(成長)が止まってしまったら、夫婦仲も仕事もつまらないものとなり、そしていずれ破綻を招く可能性がある。

そうならないためには、「いずれそうなるかもしれない前提で、今精一杯のことをやっておく」という気持ちと「少しでも変化を積み重ねてレベル2の状態を持続できるよう努力をする」ことが大切だと考えます。

ようは「変化し続けることが、不安定なようであって、結果的に最も安定し良い状態を維持できる唯一の方法」だということです。

かつてダーウィンが「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」と言ったように、人生の成長や幸福感もこれと同じだと思うのです。

変化がなくなってしまったら、どれだけ熱意のある仕事も、どれだけ愛し合う二人にも、終わりがきてしまう。

そうならないためには、現状維持、今の生活・状態に満足するということなく、時間と労力を投入し続け、小さくても成長(変化)し続けなければならないのです。

なんだか的を得ない話になってしまいましたが、成長(変化)と幸福感は密接に結びついていて、楽しい気持ちでいるためには意図的に変化を加え続けることが大切だというお話でした。

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
右も左もわからない状態で株式投資をはじめ、10年以上が経ちました。その間に、引きこもりになったり、会社を設立したり、いろいろなことがありました。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「今日の経営」でも記事を書いています。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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