岡三オンライン証券で株を始める、「ネットトレーダー」が評判
執筆者:川原裕也
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岡三ネットトレーダーの使いやすさが評判のネット証券です。
岡三証券と言えば、100年近い歴史をもつ証券会社の老舗です。そのネット証券部門として立ち上げられたのが「岡三オンライン証券」です。
当初は業界最安の手数料でデイトレーダーを中心に高い評価を得ていました。
昨今は取引手数料が安い証券会社というイメージではなくなりましたが(と言ってもまだまだ手数料は格安ですが)、それでも高機能な取引ツールの使い勝手から、岡三オンライン証券を使う投資家も多いです。
証券会社としての歴史が長いため、IPO株の取扱も比較的多く、IPO(新規公開株)狙いの投資家にも人気があります。
目次
岡三オンライン証券で使えるサービス
岡三オンラインではどのようなサービスが提供されているのか。
わかりやすくまとめていきます。
99円からの株式取引手数料
岡三オンライン証券の株式取引手数料は、
- 定額プラン
- ワンショット
の2つに分けられます。
定額プランは1日の合計約定代金によって手数料が決まるので、デイトレーダーなど1日に何度も取引をする方におすすめです。
ワンショットは、取引1回ごとに手数料が発生するプランです。たまにしか取引しない方や、1回あたりの取引金額が大きい方はワンショットの方がお得です。
岡三オンライン証券の場合、アクティブなデイトレーダーを除けば、基本的にワンショットの方がメリットが大きくなる可能性が高いので、選択に迷ったらワンショットを選んでおくことをおすすめします。
手数料プランはいつでも変更できるので、状況に応じてプランを変えるのも戦略の1つです。
大口信用取引は取引手数料無料
信用取引手数料も現物株と同じく、
- 定額プラン
- ワンショット
の2つにわかれます。
しかし、信用取引に限り
- プレミアゼロ
- 日本株の月間売買代金10億円以上、または投資信託平均残高3,000万円以上、または信用建玉の平均残高が5,000万円以上
- プラチナ
- 日本株の月間売買代金5億円以上、または投資信託平均残高1,000万円以上
という特別コース(大口向けコース)が用意されています。
条件を満たすことで信用取引手数料が割引されるため、大口のデイトレーダーで岡三オンラインを使う方も少なくありません。
ワンショット手数料に割引はありませんが、「定額プラン」に限りプレミアゼロの会員は信用取引手数料が0円になります。
つまり、信用取引を何回やっても取引手数料は一切かかりません。(ただし信用金利・貸株料は発生します)
また、プラチナ会員の場合も取引手数料が通常の半額近くまで安くなるのでかなりお得です。
「プレミアゼロ」はハードルが高めのように感じますが、「プラチナ」であれば1,000万円分の投資信託を保有していれば達成できます。プラチナコースであればサラリーマンの方でも十分狙えると思います。
初心者におすすめしたい単元未満株(ミニ株)
岡三オンライン証券では、単元未満株(通称:ミニ株)の取扱があります。
通常の取引手数料と比較しても、単元未満株の手数料は割高なのですが、初めて資産運用をする方や資金が少ない方にはおすすめの運用方法です。
例えば、任天堂株は最低購入金額が420万円程度となっており、一般の投資家が簡単に手が出せる銘柄ではありません。(2019年11月時点)
しかし、単元未満株(ミニ株)を活用することで、任天堂株を1株から(つまり42,000円程度から)購入できます。これなら、分散投資も行いやすいです。
また、単元未満株では保有数量に応じて配当金も受取ることが可能です。
さらに、ごく一部の企業からは単元未満株であっても株主優待を受け取ることもできます。(ただし、単元未満の株主に株主優待を提供する企業はほとんどありません)
個人投資家の人気が高いネットトレーダー
岡三オンライン証券は取引ツールの開発に力を入れていることで知られています。
岡三オンライン証券の取引ツール「ネットトレーダー」シリーズは、プロの投資家やカリスマ個人投資家の意見を取り入れ、機能の追加が行われてきました。
こうした前向きな開発もあり、本当に欲しい機能がしっかり組み込まれているのが、ネットトレーダーの特徴です。
以前から個人投資家に人気のあった「岡三ネットトレーダープレミアム」も現在は無料化されています。(以前は有料のツールでしたが、無料化されました)
岡三ネットトレーダープレミアムでは、板情報に価格ごとの出来高を表示する機能や、企業分析をグラフィカルに表示し詳細に確認できる機能もあります。
他社のツールでは利用できない機能が非常に多く、おそらく、取引ツールの高機能さでは岡三オンライン証券が1番優れているのではないでしょうか。
「発注は他の証券会社で行うが、取引ツールは岡三オンラインのものを使っている」という人もいるぐらい、ネットトレーダーは人気があります。
IPOの取扱数は意外と多い
配分数量は多くないのですが、岡三オンライン証券はIPO銘柄も数多く取り扱います。
申込時の事前入金が不要な抽選システムを採用しているので、申し込みだけをしてIPO銘柄に当選してから入金するという流れでも問題ありません。
また、抽選は投資家ごとに乱数を割り当てる方式なので「たくさん申し込んだ投資家が当選しやすいわけではない、平等な抽選」が期待できます。
証券会社によっては「10,000株申し込んだ投資家は100株申し込んだ投資家の100倍当たりやすい」という大口を優先する抽選方式を取っているところもあります。
しかし、岡三オンライン証券は顧客ごとの抽選なので大口も小口投資家も平等です。
ただし、「岡三オンライン証券を積極的に利用する投資家」に対しては優遇制度を設けています。
IPOの申し込みに際しては、顧客ごとにステージS、ステージA、ステージBの3段階に分け、ステージSほど当選確率が上がるという仕組みです。
ステージS
判定期間中(3ヶ月ごと)の取引手数料が100万円以上、またはその間に一度でも「プレミアゼロ」「プラチナ」ステージになった人
ステージA
判定期間中(3ヶ月ごと)の取引手数料が10万円以上、100万円未満
ステージB
それ以外の人
ここでも、大口投資家やアクティブトレーダーが優遇されていますね。
投資信託の購入時手数料が無料
岡三オンライン証券は、取扱投資信託の本数は少なめです。
しかし、岡三オンライン証券が展開する「ZEROファンドプログラム」によって、投資信託を購入時手数料0円で買付できます。(手数料相当額をキャッシュバックで対応)
最近は投資信託の購入時手数料0円の「ノーロードファンド」も増えましたが、投資信託の中には購入時手数料が3%と大きい商品も存在します。
手数料が3%の場合、100万円の投資で手数料は3万円になるため、決して無視することはできません。
しかし、岡三オンライン証券であれば、手数料がかかる投資信託であっても、ZEROファンドプログラムによってすべて購入時手数料を無料にすることが可能です。
管理人の岡三オンライン証券に対する意見
ネット証券大手と比べると知名度は低いのですが、優良な証券会社の1つです。
岡三オンライン証券は、とにかく取引ツールが高機能なのでアクティブに取引をしたいデイトレーダー向けの証券会社だと思います。
取引ツール「岡三ネットトレーダープレミアム」の企業分析機能もかなり使えるので、長期の投資家にとってもメリットはあります。
岡三ネットトレーダープレミアムは以前は有料のツールでしたが、現在は岡三オンライン証券を使うすべてのユーザーが無料で利用可能です。
手数料体系を見ても、積極的に取引をする人が優遇されている印象を受けるので、個人的には短期売買を行う個人投資家にとって、口座開設しておきたい証券会社だと思います。
また、配分数量は少ないもののIPOの取扱も行っているので、IPO抽選の穴場となる証券会社としても使えます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました
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