ダブルインバースインデックスとは?配当金の扱いや仕組みを解説

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ダブルインバースETF

ダブルインバースとは、日経平均やTOPIXといった株価指数に対して「2倍の大きさで逆の動きをする」特徴をもつ指数です。

わかりやすいうと、日経平均株価が2%上がると、日経平均ダブルインバース・インデックスは4%下がるという仕組みです。

日経平均株価に対して空売りを仕掛けたい場合、通常は「日経225先物」を売るという選択を取ります。

しかし、先物取引にはいろいろな制限があったり、新規に先物取引口座を開設しなくてはならないなどのデメリットがあります。

「日経平均株価が下がるのではないか?」と思える状況で、日経平均ダブルインバース・インデックスETFを購入しておくと、日経平均株価に対する空売りと同様の効果が得られます。

ETFであれば、通常の証券口座を持っている人であれば株式投資と同じように売買することが可能です。

もちろん、ダブルインバース・インデックスは指数に対する値動きが2倍となっているため、レバレッジのかかった取引であることには注意です。

日経ダブルインバースETFの停止問題

2015年10月ごろの出来事ですが、野村アセットマネジメントが運用する日経平均ダブルインバース・インデックス(1357)が一時停止となったことが報道されました。

ちょうどこの時、ダブルインバース・インデックスETFは人気が高騰しており、多くの投資家がダブルインバースETFに投資をしていました。

結果的にこの注文を吸収しきれず、日本経済新聞社が提供している「日経ダブルインバース・インデックス」とETFの基準価格に乖離が生じてしまったため、申し込みを一時停止にしたという流れです。

12月1日から10日の日経平均の下落率4.8%に対して、2倍(すなわち約10%)値上がりするはずの「日経Dインバ」の市場価格は、3.1%の上昇にとどまった。理由は簡単で、市場価格と基準価格の乖離が縮小したからだ。

この期間に基準価格は10.2%上昇したが、乖離率が6.9%縮小したため、この差の約3%が市場価格の値上がり率となったわけだ。乖離率が大きいほど高値づかみになるため、たとえ株価の予想が的中しても思ったほど儲からなかったり、逆に損したりすることもあるので注意が必要だ。

このように、人気の高いダブルインバースETFは乖離によって想定していた利益が得られないケースもあるということを覚えておきましょう。

レバレッジ型ETFのリスク

昨今、レバレッジ型ETFの人気が増しているように感じます。

ダブルインバースインデックスのようなレバレッジ型ETFは当然ですが、自分の思惑どおりに株価が動けば利益は2倍、しかし思惑が外れる結果となった場合、損失も2倍となります。

ブルとベア

ブルとベア

昔から、証券業界では「ブルとベア」が戦っていることになっています。

株価が上がると考えている強気筋のことを「ブル(雄牛)」と言い、株価が下がると考えている弱気筋(空売り筋)のことを「ベア(熊)」呼んでいます。

このように呼ばれる理由は、ブル(雄牛)は下から上に角を突き上げるため、ベア(熊)は上から下に前足を振り下ろす動作を表しているのだとか。

投資信託でも「ブル型」や「ベア型」という名前がついているものがあります。

「ブル型」は一般的な投資信託と同じく、株価が値上がりすると利益になるもの。(ただし、あえてブル型と付いているものはレバレッジがかかっているものが多い)

一方で、「ベア型」は今回のダブルインバース・インデックスのように株価が下がると利益になる商品のことを指します。

ニューヨークのウォールストリートにも、「チャージング・ブル(通称:ウォールストリート・ブル)」の巨大な銅像が置かれています。
ウォールストリートブル

日本経済新聞社が算出している

日経平均ダブルインバース・インデックスは、日本経済新聞社が算出しています。

指数の基準値は「2001年12月28日の100,000ポイント」となっています。

日経平均プロファイルのページで、本日のダブルインバース・インデックスを確認することが可能です。

ちなみに、TOPIX(東証株価指数)のダブルインバースETFも存在しますが、TOPIXは日本経済新聞社が算出している指数ではありません。

ダブルインバースETFの種類

すでに、ダブルインバースETF(上場投資信託)は数多く登場しています。

いずれも、証券口座をお持ちの方であれば、証券コードを入力するだけですぐに購入できます。

手数料も株式売買手数料と同じですので、証券会社によっては10万円以下の取引手数料が無料となるケースもあります。

また、ETFは投資信託の一種ですので、間接的に「信託報酬」という手数料がかかります。信託報酬は株価(基準価格)から自動的に算出されるため、手数料として支払うのではなく、値動きに反映されます。

日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)
野村アセットマネジメントのNEXT FUNDSシリーズのETFとなります。

信託報酬は年率0.80%+税です。
信託財産留保額(事実上の解約手数料)は0.05%以内となっています。

日経平均ベア2倍上場投信(1360)
シンプレクスアセットマネジメントの運用するETFです。

信託報酬は年率0.75%+税です。
信託財産留保額はありません。

ダイワ 上場投信-日経平均ダブルインバース(1366)
投信会社は大和証券投資信託委託です。

信託報酬は年率0.75%+税です。
信託財産留保額はありません。

楽天225ダブルベア(1459)
楽天レバレッジETFのひとつ。証券コード1458は「楽天225ダブルブル」と言って、日経平均株価に連動しながらも2倍の動きをするETFとなります。

楽天225ダブルベアの正式名称は「楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型」です。

信託報酬は年率0.35%+税です。

ダイワTPXダブルインバース(1368)
愛称は「大和TPXダブルベア」です。TOPIXダブルインバース指数に連動します。

信託報酬は年率0.75%+税です。
信託財産留保額はありません。

JPX日経400ダブルインバース(1472)
野村アセットマネジメントのNEXT FUNDSシリーズ、JPX日経400に対するダブルインバースETFです。

比較してみると、日経平均ダブルインバースインデックスは、楽天225ダブルベア(1459)が圧倒的な低コストとなっています。

ただし、ETFは価格が安定している銘柄を選択するほうが有利ですので、取引高が最も多いETFを選ぶのがおすすめです。

10万円以下の取引手数料が0円の証券会社

1回あたりの取引ごとに手数料が発生するプラン
松井証券であれば、1回10万円以下の取引なら手数料は無料です。

1日の約定金額合計によって手数料が決まるプラン
松井証券、楽天証券、SBI証券であれば、1日の取引金額合計が10万円までであれば、手数料は無料です。

次の記事は、「1万円を増やす方法」に1億人の投資術 管理人が本気で答えてみるです。

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