スイングトレードとは?サラリーマンにもおすすめの短期売買で稼ぐ投資手法

株式投資の虎

スイングトレード

スイングトレードは、売買の回転率を上げることで投資効率を高める「いいとこどり」の投資手法です。

この記事ではスイングトレードの良い点・悪い点についてまとめます。

投資方法は大きく4つに分けられる

取引ツール

株式投資は、銘柄の保有期間に応じて4つの種類に分類できます。

下記の一覧を見れば、スイングトレードという投資手法が非常に効率的であることがわかります。

デイトレード
通称デイトレ。最も短い時間軸の短期売買手法。1日で取引を完結するためNYダウの影響や経済動向による影響を受けにくいメリットがある。

その日に大きく値上がりしている銘柄にいち早く乗ることができるので、上手くやれば資金効率が最も高く、加速度的に資産を増やすことができる

数分~数秒で取引を完結する「スキャルピング」という投資手法も、デイトレードの中の一つとして存在する。

しかし、デイトレードはゼロサムゲーム(投資家同士でのお金の奪い合い)に近く、高い集中力と技術が必要。原則としてリアルタイムで株価を追わなければならないので、サラリーマンには不向き

勝ち組である一部の専業トレーダーと、多数の退場者が存在しているのが現実。

スイングトレード
取引の時間軸は数日~数週間。長くても2週間以内に決済することが多い。逆に短ければ1日で決済することもある。

基本的にはチャートのテクニカル分析で取引をするが、決算後の一時的な値動きに乗ることや、大きなイベントの前に一度保有株を整理するなど、機動的な取引ができるのがメリット。

株価の小さな波に乗っていくスタイルなので資金効率もよく、資産も増やしやすい。また、相場に貼りつている必要がないので、サラリーマンでも実践できる。

個人的にはスイングトレードの大きなデメリットは感じない、「いいとこ取り」の投資方法だと思っている。

ポジショントレード
数週間~数ヶ月で保有株を入れ替えていくスタイル。基本的には常に何らかの銘柄を保有しており、チャート分析よりは企業の四半期決算などに着目することが多い。

一般的な投資信託は、短期売買は難しく長期投資以上のリターンが求められるため、ポジショントレードの時間軸で銘柄の入れ替えを行っている事が多い。

長期投資
数ヶ月~数年で取引を行う。短期的な材料やチャート分析よりも、経済の拡大や企業の業績向上に着目して投資をする。

リーマンショックのような大幅な株価下落の影響も受けてしまうが、配当金が確実に受け取れることや、短期的な株価動向を無視することでストレスが少ないメリットもある。

長期投資によって短期的に資産を5倍10倍にすることは雲をつかむような難しさがあるが、長期的に資産を増やすことは十分可能。

長期投資によって成功した投資家として、かの有名なウォーレン・バフェットがいる。

上記のうち、デイトレードとスイングトレードは機動的な売買ができるので、状況が悪ければすべての資産を現金化する「ノーポジション」の状態を作りやすいです。

一方で、ポジショントレードと長期投資はそう簡単にノーポジにはできないので、チャート分析よりも企業業績などのファンダメンタルズを軸とした投資判断を行っていく必要があります。

スイングトレードで成功したBNFさん

BNFさんの資産推移

個人投資家のBNFさんは、スイングトレードで成功したことで知られています。

BNFさんはジェイコム誤発注事件で、たった数日で20億円以上の利益を手にし「ジェイコム男」と言われた人です。当時28歳であり、20億円の利益の原資としてすでに80億円の資産を運用していたということでネットでも大きな話題となりました。

BNFさんは学生時代に数百万円程度の資金で株式投資をスタートさせ、スイングトレードを主体とした短期売買で200億円以上の資産を築きました

彼の場合はスイングトレードの中でもデイトレードに近く、1日~2日が主な銘柄の保有期間だったようですが、スイングトレードならではの資金効率を活かして波に乗れば、数百万円からのスタートでも数年で億の資産を築くことができます。(もちろんそう甘くはない世界ではありますが)

BNFさんが当時、掲示板2ちゃんねるに書き込みをしていたときの発言がこちら。

俺の感じだと10時ぐらいまでの値動きの激しい時間帯はデイトレに徹して、その後はスイングできる株があるかどうかスイングするべき地合かどうか冷静に判断しながらやればいいのかな~って感じ。
時間帯によっての値動きの特徴、要はデイトレ向きの時間帯かスイングすべきかどうか判断する時間帯かって分けて考えて、一日の資金振り分けた方が長い目で見て資金効率がいいような気がするYO。

スイングトレードのやり方

波に乗る

投資手法は自分にとってオリジナルの方法を築いていくことが大切です。

しかし、まずは基本的な考え方を身につけておいて損はないということで、スイングトレードの基本的な方法をまとめます。

日足を見てトレードする

ローソク足

スイングトレードで主にチェックするのは日足チャートです。

数日で取引を完了するのに、10年間の長期チャートを見て投資判断を下すというのは無理がありますし、企業の決算発表も3ヶ月に1度なので、見てもあまり意味がありません。

もちろん、投資判断をくだすための材料の一つとしてそうしたものを見るのは良いと思いますが、メインで確認しておく必要があるのは「日足チャート」となります。

日足チャートのテクニカル分析を使って、数日の値上がりの波に乗れそうな銘柄を判断します。

テクニカル分析を使って投資できるので、サラリーマンでも仕事の合間を縫ってチャートが自分の勝ちパターンに当てはまるかどうかをサクサクと確認していくだけで構いません。

企業分析のように、決算書をじっくりと読み込まなくても十分相場に対応できるのがスイングトレードの強みです。

前述のBNFさんも、RSIやボリンジャーバンドなどのテクニカル分析を見ていること、そして企業の業績などは気にしていないと公言しています。

イベントや決算の値動きに乗ることもできる

決算発表

スイングトレードは日足チャートとテクニカル分析を使った投資が基本となります。

しかし、数日~数週間の短期売買なのでイベントや決算発表の波に乗る(または乗らない)ことも可能です。

例えば、トヨタ自動車が好決算を発表し、さらに自社株買いまで発表したとします。

好決算が投資家に認められれば株価値上がりの材料となりますし、自社株買いがあれば株価下落時でも買い支えの材料となります。

よって、1週間程度ならトヨタ自動車は安定して値上がりが見込めると判断し、決算発表後の波に乗るという具合です。

また、来週は日銀短観があり、その内容によっては大きな痛手を被ってしまう可能性があると判断したとします。

見通しが悪くリスクが高いと判断したのであれば、日銀短観が発表される前に一旦保有株を売却し、日銀短観はノーポジションで向かえます。

結果が発表されてから、買い向かうのか空売りをするのかの判断を改めて冷静に考えることができる。

これもスイングトレードの大きなメリットの一つです。

スイングトレードの買いポイント

押し目買いとブレイクアウト

スイングトレードの投資タイミングは、テクニカル分析などによって判断していく必要があります。

しかし、基本的な買いポイント、手法としては「押し目買い」と「ブレイクアウト」の2つが存在します。

押し目買い
上昇トレンドにある銘柄が、利益確定などによって一時的に売り込まれ株価が小安くなっている場合。

株価が少し下がってもチャートが崩れていなければ、その銘柄は再び上昇トレンドへと復帰することも多い。

ブレイクアウト
特定の抵抗線を突破したタイミングで買い注文を入れる手法。例えば、心理的に抵抗感のある「新高値」をつけたら買うといった方法。

ブレイクアウトは「高値づかみ」をしにいく投資手法なので初心者には難しいが、高値を突破すると「損している人がおらずみんなが儲かっている状態」となるため、売り圧力が小さく、青天井で株価が上がることも珍しくない。

ただし、ブレイクアウトに失敗して株価が下がった時は、高値づかみの損失を小さくするために、素早い損切りで撤退する意思が必要。

損切りは必ず必要

損切り

スイングトレードの失敗談としてよくあるのが、「数日で売買するつもりだった銘柄が値下がりして塩漬け状態になり、数ヶ月保有したままとなっている」といったものです。

なぜスイングトレードで短期売買をすると資産の増加スピードが早くなるのかというと、短期的に良い銘柄、良い波に乗り換えていくことで資金効率が上がるからです。

スイングトレードをしていると必然的に売買回数が増えるため、投資した銘柄が自分の意図しない方向に動いてしまうシーンにも数多く直面します。

このような時は、一旦損切りをしてその銘柄からは撤退し、新たな良い銘柄、良い波を見つけてそこに乗り換えていくことを続けなければ、スイングトレードならではのメリットを活かせません。

自分が保有すると決めた最長の時間軸をあらかじめ設定しておき、その期間を過ぎたらどんなことがあっても損切りをするという意思が必要です。

スイングトレードに強い証券会社

計算する女性

多くの証券会社が2つの手数料プランを用意しています。

1つめは1日の約定代金合計によって手数料が決定する「定額プラン」です。そしてもう1つは売買1回ごとに手数料が発生する「1約定ごとプラン」です。

スイングトレードの場合は1日に売買するのは1度か2度程度なので、「1約定ごとプラン」に競争力のある証券会社を選択すると、コストを抑えた投資ができます。

GMOクリック証券は、1約定ごとプランの手数料が安い証券会社として評判です。SBI証券や楽天証券などの大手と比較しても一段階安い手数料を提供しています。

松井証券は、約定代金が10万円以下の場合は手数料0円なので、少額で投資をしたい方にはおすすめです。ただし、約定代金が10万円を越えると手数料は一気に高くなります。

ちなみに、個人投資家のBNFさんがメインで使っているのは楽天証券です。