プロフェッショナル ミリオネア 年収1億を生む60の黄金則を読んで学んだこと
執筆者:川原裕也
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1億円以上の資産を持つ人に共通すること。
それは「自制心」を持っていることです。もう少しわかりやすく言い換えると「自分で自分を変える力」を持っている人です。
こういう人は個々の能力がどうであれ、より良い方向へと変わっていくため、いずれ仕事や投資で成功を収め、莫大な富を築いていることが少なくありません。
かのビル・ゲイツもこのように発言しています。
才能のある人々がその能力を発揮できないのは、習慣や性格、考え方が邪魔をして合理性を発揮できないからである
多くの人が何らかの才能を持ちながら、それを開花させることなく人生を終えていきます。
一方で、自身の悪しき習慣やよくない性格を変えたり、そして時には考え方ですら柔軟に変えていける人は、その才能を上手く開花させ、社会に認めさせることができるのです。
自分よりも他人への気配りを意識する
多くの人が常に自分に対して意識を向けています。
- 自分はこうありたい
- もっと自分のことを認めて欲しい
- 自分の主張を通したい
しかし、意識をどれだけ自分に向けても、いわゆる「痛い人」になるだけです。
大切なのは意識を相手側に向けて「相手に認められるには自分はどう行動・変化していけばよいか」を考える姿勢です。
常に「相手の目線」を軸に置くと、自分がどうすれば相手は自分のことを認めてくれるのか、自分の主張が通るのかを考えるようになります。
また、相手中心で考えているので、細かい部分への気配りもできるようになります。
たまに、どんな上司からも可愛がられたり、多くの女性にモテる人がいます。
こういう人というのは、上司の気持ち、女性の気持ちを第一に考える「相手の目線」に立てているからこそ、相手から必要とされ、認められるのです。
真の実力者は謙虚であり成功を他人に譲ることができる
本当に実力がある人は、その成功すら他人に譲ってしまいます。
なぜなら、より多くの成功を自分が掴めるという自信があるからです。手柄を横取りされても気にしませんし、成果が出れば「◯◯さんのおかげです」と相手を持ち上げます。
しかし、こうした謙虚な姿勢は逆に相手からの信頼を勝ち取ることになり、相手からより認められる存在になるのです。
一方で、実力のない人は自分が汗水を垂らしてやっと手に入れた手柄を、人に渡すようなことはできません。
「この成功を逃すと次はないかもしれない」という焦りから、相手に謙虚な姿勢を見せることができず、「俺はこんなにも成果を出したんだぞ」ということをアピールしたがります。
そうした自分を大きく見せようとする姿勢は、他人からすると見ていて「痛々しい」とすら思われてしまいます。
いつでも焦ることなく冷静に、大きな心を持つ人が成功を納めるのです。
金銭感覚のまひは変えることが難しい
アジアを中心に金融事業を手がける、東証2部上場 Jトラストの藤澤信義社長はこのように言っています。
「人は大きなカネを持つと、雑になる。」
藤澤社長と言えば超が付くほどの大金持ちで知られており、そうした人の言葉は説得力があります。
東証一部上場企業のソフトブレーンの創業者 宋文洲氏もTwitterでこのように発言しています。
sohbunshu 宋 文洲
「使わなきゃ、活かさなきゃ、増やさなきゃ・・・」と本業以外にお金を「活用」し始める時は、だいたい人の心にすきができる。甘くなるのでリスクに弱い。
人は大金を持つとその使いみちを考えます。
しかし、ちょっと使いみちを誤っても大金を持っていれば多少のロスは平気ですから、どうしても使い方が雑になります。
こうして少しずつ金銭感覚がまひし、やがて大きな転落へと繋がってしまうのです。
私の元顧客に、Mさんという経営者がいる。Mさんは人材派遣ビジネスで成功し、創業四年で年商100億円、年収2億7,000万円を稼ぐまでになった。ところが、そこで魔がさした。本業以外でミャンマーに進出するというギャンブルのような事業をはじめてしまったのだ。
けっきょく、信頼していた部下の裏切りも重なって、本業もろとも会社を破綻させてしまった。だが、Mさんほどの能力があれば、その気になれば再起も可能だ。原点に立ち戻って、また人材派遣ビジネスをはじめればいいのだ。私はそう見ていた。 しかしMさんはそうしなかった。
それどころか、高級ブランドの服を身につけて、私のところに借金をしにきた。一度覚えた贅沢な暮らしを捨て切れないのだ。
本当にひどい話ですね。しかし、こうしたエピーソードには現実味があり、決して自分達とは無関係の話しとも言い切れないのではないでしょうか。
付き合う人を選ぶ
ミリオネアになるためには「自分を変える力」を持つことが重要であると言いました。
しかし、自分を変えるために「決意を新たにする」ことは最も意味がないことです。
大前研一さんの有名な言葉にこのようなものがあります。
人間が変わる方法は3つしかない。
1つは時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目は付き合う人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。
もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。
つまり、自分を変える力を持つ = 行動力を身につけることが最も大切だということです。
自分自身で決意を新たにしても自身を変えることはできない。だからこそ、住む場所を変えたり、意識して付き合う人を変えるという「行動」がものを言うのです。
人はどうしても同じレベルの人同士で群れがちです。なぜなら、考え方や行動パターンが似ている人と付き合うのは心地が良いからです。
しかし世の中は「少数の成功者と多数のそうでない人」で分かれます。
一般人である自分が「少数の成功者」になりたいのであれば、考え方や行動パターンが似通った周りの一般人と付き合うことはマイナスにすらなります。
少しでも自分より基準値の高い人と付き合うこと。これが自分を変えるための重要なポイントです。
自分の周りに経営者は何人いるか?
一つ、例を挙げてみます。
いま、自分の友人・知人で多くの読書をして投資やビジネスについて積極的に学んでいる人は何人いるでしょうか?
または、自分の友人・知人で経営者は何人いるでしょうか?
おそらく「いない」と回答する人がほとんどではないでしょうか?
しかし、もし友人・知人のほとんどが積極的に読書をし、ビジネスについて積極的に学び、そして皆が何かしらの会社を経営していたとしたら・・・
その中で自分一人が経営者でないことの方がおかしいのです。
つまり、自分の周りや付き合う人に意識が高い人が集まれば、おのずと自分自身の意識も高まってくるのです。
ではそうした意識の高い人たちと付き合うためにはどうすればよいか。
まずは「相手に好かれること」。そう、「相手の目線」で考えることから始めるべきです。
この記事では、投資やビジネスについて積極的に学んでいる意識の高い人や、経営者との付き合いを増やすことが大切だと締めくくりました。
しかし現実にこれを実践しようとすると、いわゆるマルチ系の人々など、決して見習うべきではない「勘違いした意識の高い人々」と付き合うことになりかねません。
もし良い出会いが生み出せそうにないのなら、無理にそうした人と付き合おうとせず「一人になってみる」ことが大切だと思います。
一人になる、つまり孤独になることは辛いことです。
しかし、意識の低い人たちとの付き合いを絶ち、または勘違いした意識の高い人々と付き合うこともなければ、そこには誰にも邪魔されることなく自分の目標だけにフォーカスできる環境が整います。
横を見ず、他人から意見されることもなく、ただ1人で自分のやるべきことを粛々とやり続けられる最高の環境は、私たちのように本気で頑張りたいと考える者に最高の結果をもたらしてくれます。
事実、一人になることで大きな成功を収めた人は数多く存在します。
あとは孤独な環境に耐えられるかどうか、それだけです。
東証一部上場 ファンコミュニケーションズの柳澤社長もこのように言っています。
柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) @ankeiy
起業家のメンタリティで重要なことは、孤独に耐えることだと思う。いつまで耐えるのか。同じ孤独に耐える人と出会えるまでだ。間違っても孤独を埋めるために仲間を募ってはいけない。スケジュールを埋めてはいけない。仕事を入れてはいけない。そこには孤独に耐えられない人たちが集まってくるからだ。
今日読んだ本はこちら。
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