「ずっとお金持ち」の人 成金で終わる人 レビュー

お金持ち総研

成金の男性

お金持ちになるよりもお金持ちであり続けることの方が難しい。
誰かがこんなことを言いました。

遺産相続や宝くじの当選など、まぐれ当たりでお金持ちになれる可能性は誰もが秘めています。しかし、どれだけお金持ちになってもその後のお金の使い方次第で、人生を台なしにする人もいれば、ずっとお金持ちであり続ける人もいます。

つまり、大金を持つにふさわしい人かどうかは、その人のお金の使い方によって決定されるということです。

金銭感覚を正すことはとても難しい

貧乏な男性

いわゆる「成金」で終わってしまう事例として代表的なものがいくつかあげられます。

多額の年俸を稼いでいたスポーツ選手の中には、引退しても現役時代の派手な生活を忘れることができず、あっというまに稼いだお金を使い果たしてしまう人がいます。

スポーツ選手は身体が資本ですから、その後コメンテーターやコーチ・タレントなどで食って行けなければ、もう現役時代と同じようなお金を稼ぐことは難しいにもかかわらずです。

また、定年退職をした普通のサラリーマンの中にも、生活レベルを下げられずに「老後貧乏」に陥る人がいます。

いずれも、近い将来稼ぎがなくなる、または少なくなるのに、現役時代の稼ぎと同じ水準の生活をやめることができないために起こることです。

成金は自分の実力を誇示したがる

スポーツカーに乗る男

これは、私の友人が言っていた言葉です。
お金のない人間ほどお金を持っているように見せ、お金のある人間ほどお金を持っていることを隠したがる

つまり、お金のない人ほど派手さや自分の実力をアピールし、お金のある人は意外と地味な生活を送っているということです。

成金は孔雀が羽を広げるように歩き、ずっとお金持ちは能ある鷹が爪を隠すように歩く。

成金とお金持ちを比較するときに、この言葉ほどふさわしいものはないでしょう。

成金はお金を派手に使いたがる。しかし、人間は一度その生活を覚えてしまったら、そう簡単に金銭感覚を変えることができない生き物です。

収入がいくらあっても、それ以下の支出で暮らすことを鉄のルールとして持っておかなければ、いずれ稼げなくなった時に破綻します。

お金持ちであり続ける人は地味である

地味な老人

本当のお金持ちは地味な生活を続け、「収入以下の支出で暮らす」ことを徹底しています。

億ションを買いに来る成金は、高級外車に乗って家族総出でキンキラキンに着飾ってモデルルームに来る。本当のお金持ちはユニクロなどのファストファッションでタクシーに乗ってくる。不動産屋にカモにされないように警戒している。

成金で終わる人はいかに自分が金持ちか、どんなに素晴らしい人間なのかを誇示したい。
ずっとお金持ちの人は、自分がお金持ちだと誇示すれば、色んな人が群がってきてお金を無心されるだけだとわかっている。偽りの友達に囲まれ、虚ろなお世辞の海に溺れてしまうことをちゃんと理解している。

少なからずお金持ちになった時、それを周りにアピールすることはマイナス要素の方が大きいのです。お金が持っていると知られると、様々な人から狙われる対象となります。

世界のお金持ちを見てみると、マイクロソフトのビル・ゲイツもウォーレン・バフェットも地味な印象ですよね。それに、現役の社長を見ても、バリバリと働くことで目立ちはするものの、派手にお金を使っている印象はありません。

しかし、成金はそれを抑えることができず、周りから「すごい」と言われたい。一度「すごい」と賞賛される感覚を覚えてしまうと、周りから残念に思われるのが怖くなる。

その結果、お金が既に稼げていないにも関わらず、いつまでも「お金を持っている風」を装い、いずれ破綻するのです。

そう言えば、以前ホストクラブで連日派手にお金を使っていた女医が逮捕されたというニュースがありました。彼女は周りから見ると派手でお金持ちな印象がありましたが、実際はお金に窮困していたようです。

ソクラテスはこのように言っています。

富める者がその富を自慢しても、彼がその富をいかに使うかがわかるまで、彼を褒めてはならぬ

成金の特徴として、「他人との競争に勝ちたい」というものがあります。

競争心は人を成長させる面もあるので、一概には否定できないのですが、成金の人は「他の人よりも認められたい、他の人よりもお金を持っていることを誇示したい」など、お金の使い方や派手さで他人と競争しようとします。

その結果、行き着くところまで行ってしまい破綻する。いわばチキンレースで勝負しているようなものです。

sohbunshu 宋 文洲
「本社ビルを建てた会社は落ち目になっていく」。これは経済界での経験則。意外と当たるぜ。

sohbunshu 宋 文洲
本質は「見栄は危険」ということだろうな。別に高級外車やひげなどに問題がある訳ではない。折口さんに会ったとき「堀江のジェットが中古、俺のジェットは新品」と聞かされた時、さすがに、私もヤバイと思った。結局二人ともアウト。

その昔、一世を風靡したグッドウィルの折口社長。彼は当時同じく派手な演出をしていたライブドアのホリエモンを強く意識していたようです。

結果、ホリエモンも逮捕されることになりましたが、グッドウィルの折口社長も自己破産をするに至っています。

適度に満足することを覚えられるかどうか

幸せを感じている親子

住友商事の経営理念の一つに「浮利を追わず」というものがあります。浮利とは目先の利益のことです。

少しお金持ちになったからと言って、すぐに固定費を上げたり散財するのではなく、お金は将来のことを考えた上で管理していくこと。これが成金で終わらない人になるための鉄則です。

100年続くとある企業はこのような考えをもっています。

この会社は製造業に徹し、いくら利益率が高くても直販ルートには手を出さないことを鉄のルールにしていた。販売は全て外部にアウトソーシング。直販にまで手を伸ばすと、顧客からのクレームに対応できず、かえって自社ブランドにキズが付くというのが、理由。

成金で人生を終えたくない方へ

成金で終わるのか、それとも富裕層として繁栄し続けるのか。

大富豪のお金の教えでもご紹介しましたが、お金は使い方を間違えると、人生に大きな傷を付けてしまうほどの威力があるものです。

まずは派手な生活をやめて、収入と支出のバランスを保つこと。お金持ちの生活習慣を身につけることが、富裕層へ近づくための第一歩だと思います。

今日読んだ本はこちら。
「ずっとお金持ち」の人 成金で終わる人


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