スマホ証券のおすすめは?手数料無料の業者も含めて比較してみた
執筆者:川原裕也
※記事内に広告を含む場合があります
当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。
※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
スマホで手軽に取引ができるモバイル証券(スマホ証券)が増えています。
スマホ証券は「1株単位で取引できる」「その場ですぐに株が買える」「取引手数料が安い」のが特徴です。
中には一定条件の範囲で取引手数料が無料であったり、ポイントを使って投資ができる証券会社もあります。
投資や資産運用が初めてで心配という方は、まず貯まっているポイントを使ったり、1万円程度の予算から始めてみることをおすすめします。
1万円程度の資金から投資を始められるのは、スマホ証券ならではのメリットです。
スマホ証券7社を比較
今回は、代表的なスマホ証券7社を比較しました。
SBIネオモバイル証券
- 取引手数料
- 毎月 取引金額50万円まで実質無料
- 取引単位
- 1株~
- ポイント投資
- Vポイント
- 取り扱い商品
- 国内株式(全銘柄)、FX、IPO、iDeCo、ロボアドバイザー
- 特徴
- 定期買付機能で自動買付が可能。
※ネオモバ(SBIネオモバイル証券)は2022年10月7日をもって新規口座開設の受付を終了しました
スマホ証券で圧倒的人気を誇るSBIネオモバイル証券の「ネオモバ」。
1株単位から投資できたり、Vポイントを1ポイント=1円として買付代金に充当できるのが特徴です。
取引手数料は、月間の合計約定代金(合計取引金額)によって段階的に決まります。
月間取引金額が50万円までなら、取引手数料は200円+税の定額です。
ただし、ネオモバでは毎月、SBIネオモバイル証券で使える期間固定Vポイント200ポイントが付与されます。
よって、月間取引金額が50万円までなら、実質的な取引手数料は無料(消費税分のみ負担)となります。
原則、国内株式の全銘柄が取引できるため、他のスマホ証券よりも投資可能な銘柄数は多いです。
PayPay証券(PayPay証券)
- 取引手数料
- スプレッド0.5%~
- 取引単位
- 1,000円~
- ポイント投資
- PayPayボーナス
- 取り扱い商品
- 国内株式(一部)、米国株式(一部)、IPO、CFD
- 特徴
- 米国株式の取り扱いがある。
多くのスマホ証券が「1株単位」での購入方式を採用しています。しかし中には、株価が高く1株買うだけでも数万円の資金が必要な場合があります。
一方、PayPay証券ではどのような銘柄でも「1,000円から」買える仕組みを導入しているため、株価の高い銘柄でもすべて、1,000円単位で購入可能です。
PayPay証券の持つ、もう一つの大きなメリットは「米国株式」の取り扱いがある点です。
アップルやマイクロソフト、ネットフリックスやフェイスブックなど、世界の名だたる企業の株も1,000円から買えます。
手持ちのPayPayボーナスを使って、ポイント投資ができるのも大きなメリットです。
Stream(ストリーム)
- 取引手数料
- 完全無料
- 取引単位
- 100株~
- ポイント投資
- なし
- 取り扱い商品
- 国内株式(全銘柄)
- 特徴
- 日本版ロビンフッド。オンラインコミュニティで株仲間が見つかる。
現在、米国では取引手数料完全無料の「ロビンフッド」というアプリが若者の間でブームとなっています。(ロビンフッドを使って取引する人を、ロビンフッダーと言うそうです)
ロビンフッドの特徴は、取引手数料が無料で、しかも使いやすいアプリでサクサク取引ができる点です。
そして、「日本版ロビンフッド」とも言えるのが、スマートプラス社が提供する「Stream(ストリーム)」です。
Streamは画期的な仕組みで「取引手数料を完全無料」にしています。
なぜ無料にできるのか?その理由をこれから5行で説明します。
例えば、現在の株価が100円(100円 × 100株で取引金額は1万円)の株に注文をした場合、Streamではまず「ダークプール」という機関投資家との相対取引を優先させます。
ダークプールで注文が通らなかった場合は、通常通り、東京証券取引所にて、株価100円で売買を成立させます。(この場合、Stream側に儲けは出ませんが、それでも私たちは手数料無料です)
もし、ダークプールで注文が通り、東京証券取引所の株価(100円)よりも有利な価格で取引が設立した場合、その半額を実質的な取引手数料として徴収します。
例えば、ダークプールで98円で注文が通った場合、本来の株価(100円)よりも2円安く、私たちは株を購入できることになります。
この場合、お得になった2円分のうち、半分は私たちに恩恵があり、残り半分がStreamの実質的な手数料になります。(100株の取引なら合計200円がお得になり、得した分を私たちとStreamで分ける)
ただし、取引単位が100株単位なので数十万円~数百万円程度の資金がある人向けのサービスとなります。
また、ポイント投資にも対応していません。
Streamでは、利用者同士で意見交換や相談などができる「オンラインコミュニティ」を提供しています。
初心者の方でも、コミュニティで株仲間を見つけたり、気軽に質問・相談ができるメリットもあります。
LINE証券
- 取引手数料
- 買付時は無料、売却時は手数料発生
- 取引単位
- 1株~(一部銘柄のみ)
- ポイント投資
- LINE Pay、LINEポイント
- 取り扱い商品
- 国内株式(全銘柄)
- 特徴
- 直感的で使いやすいスマホアプリを提供。
知名度の高いLINE証券ですが、個人的にはサービス内容や手数料体系がやや複雑だと感じます。
1株単位で取引可能な「相対取引」は、約300銘柄だけが投資対象です。
通常の「現物取引」であれば、原則として全銘柄が取引できますが、取引単位は100株ですので、それなりの資金がなければ株は買えません。
取引手数料は買付時は無料です。
ただし、売却時に取引金額に応じた手数料が発生します。
LINE証券の優れている点は、スマホアプリの使いやすさにあります。
初心者の方でも直感的に使えるアプリで、サクサク取引できるのが特徴です。アプリ1つで、現在の株価やチャートの確認、そして保有中の資産管理まですべて行えます。
日興フロッギー
- 取引手数料
- 取引代金100万円以下の買付手数料が無料(詳細は後述)
- 取引単位
- 1株~
- ポイント投資
- dポイント
- 取り扱い商品
- 国内株式(全銘柄)
- 特徴
- 記事を読んでその場で株が買える新しい仕組み
SMBC日興証券が手掛ける「日興フロッギー」は、100円から1株単位で株が買えるのが特徴です。
投資に役立つ情報や、経営者のインタビューなど、様々な記事を提供しており、初心者の方は記事を通じて投資について学ぶことができます。
記事を読みながら、その場ですぐに株が買えるのが日興フロッギーならではのメリットです。
例えば、株主優待で有名な桐谷さん(桐谷広人さん)がおすすめする株主優待の紹介記事を読みながら、その場ですぐにそうした優待銘柄を買えます。
取引手数料は、約定代金(取引代金)が100万円以下なら、買付時手数料は無料、売却時手数料は0.5%です。
約定代金(取引代金)が100万円超の場合、買付・売付ともに手数料は1.0%とやや割高となります。
dポイントを使って株が買えるのも日興フロッギーの大きな強みです。
大和コネクト証券
- 取引手数料
- 毎月10回まで無料(詳細は後述)
- 取引単位
- 1株~
- ポイント投資
- STOCK POINT(Pontaポイント)
- 取り扱い商品
- 国内株式(全銘柄)
- 特徴
- 大和証券グループ。毎月10回まで手数料無料。
大和コネクト証券は、大和証券グループの新しいスマホ証券です。
1株単位で取引できる「ひな株」と、100単位で取引する通常の「委託取引」があります。
「ひな株」で買えるのは約300銘柄です。(LINE証券やPayPay証券とほぼ同じ)
また「ひな株」の取引手数料は、現在の株価に0.5%のスプレッドを設ける仕組みとなっています。(PayPay証券と同じ)
つまり、実質的に買付時に0.5%、売却時に0.5%、合計1.0%の手数料がかかるということです。
一方、大和コネクト証券では100株単位で取引する「委託取引」に優位性があります。
「委託取引」は100株単位でしか取引できないため、それなりの資金が必要ですが、国内株式のほぼすべての銘柄が取引可能です。
また、毎月10回は取引手数料が無料となり、11回目以降も約定代金の0.033%(上限660円)と業界最低水準の手数料体系となります。
Ferci(フェルシー)
- 取引手数料
- 約定代金の0.5%
- 取引単位
- 1株~
- ポイント投資
- なし
- 取り扱い商品
- 国内株式(全銘柄)
- 特徴
- マネックス証券の提供する株アプリ。
Ferci(フェルシー)は、ネット証券大手の「マネックス証券」が提供する株アプリです。
Streamのような株式コミュニティが用意されており、気軽に質問・相談ができるのが特徴です。
1株単位から、原則としてすべての銘柄が取引できるため、幅広い銘柄に少しずつ投資したい方に向いています。
取引手数料は約定代金(取引代金)の0.5%でわかりやすいです。(買い、売りの往復で合計1.0%)
最後まで読んでいただきありがとうございました
こちらの記事にコメントが投稿されました
-
P さんがコメントしました - 2023年12月18日
決算書の「百万円」や「千円」の単位を素早く読む方法 -
No Name さんがコメントしました - 2023年10月8日
プロスペクト理論とは?投資に活かす方法、あなたの知らない心理学の世界 -
DCF法くん さんがコメントしました - 2023年8月21日
DCF法の世界一わかりやすい解説、割引率の決め方やエクセルでの計算方法 -
No Name さんがコメントしました - 2023年8月19日
DCF法シミュレーター -
にゃん太郎は長生き さんがコメントしました - 2023年6月19日
証券マンがおすすめするファンドラップの評判を信じて買って良いのか
0件のコメント