トラノコは資産運用に使える?お釣りでコツコツ投資アプリの口コミ評価

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トラノコ

トラノコは、日常の買い物で発生するお釣りを自動的に資産運用に回せるサービスです。

買い物のお釣りをコツコツと貯めて、小さな資金を運用して大きくする。

これまで資産運用に抵抗があった方も、日常生活の小さなお金からスタートできるので敷居が低いのが特徴です。また実際の運用もトラノコが自動的に行なってくれるため、初めて資産運用をする方にもおすすめです。

トラノコは「TORANOTEC株式会社」がアプリやサービスを開発し、「TORANOTEC投信投資顧問株式会社」が実際の資産運用を担当します。

すでに、セブン銀行やリアルワールドといった上場企業、そしてニッセイ・キャピタルなどと提携し、出資を受けているため会社としての信用度はあります。

トラノコを使ってお釣りで資産運用できる仕組み

トラノコを活用してお釣りで資産運用をする手順についてわかりやすく解説します。

まずは、口座開設を完了するところからスタートします。

お釣り金額の設定と計算方法

お釣り

口座開設が完了したら、投資に回す「お釣り」の金額を設定します。

トラノコで積み立てられるのは、実際のお釣りではなく「アプリで設定したお釣り相当額」となります。

お釣りの設定額は100円・500円・1,000円の3種類から選択することが可能で、設定額が大きいほど積立に回る投資額も大きくなります。

トラノコでのお釣りの計算方法

お釣りの計算方法は、「お買物金額をすべて、設定額の硬貨またはお札で支払った場合のお釣り」を考えるとわかりやすいです。

例えば、650円の買い物をした場合は以下のような計算となります。

お釣り設定額が100円の場合
すべて100円硬貨で支払ったと考えてください。店員さんに100円玉を7枚(700円)渡して、50円のお釣りを受け取ります。

トラノコでも同様に、650円の買い物に対しては50円分が「お釣り相当額」として計算されます。

お釣り設定額が500円の場合
すべて500円硬貨で支払ったと考えてください。店員さんに500円玉を2枚(1,000円)渡して、350円のお釣りを受け取ります。

トラノコでも同様に、650円の買い物に対しては350円分が「お釣り相当額」として計算されます。

お釣り設定額が1,000円の場合
すべて1,000円札で支払ったと考えてください。店員さんに1,000円札を1枚(1,000円)渡して、350円のお釣りを受け取ります。

トラノコでも同様に、650円の買い物に対しては350円分が「お釣り相当額」として計算されます。

クレジットカードや電子マネーでお釣りを計算

クレジットカードで買い物

トラノコのお釣りは、現金払いでは計算することができません。

クレジットカードや電子マネーを使った時に発生する「明細データ」を使うことで、上記の計算方法でお釣りを算出します。

普段使っているクレジットカードや電子マネーを「トラノコおつり捕捉サービス」や提携する家計簿アプリに登録することで、クレジットカードや電子マネーの利用金額に対する「お釣り相当額」を計算できるようになります。

最近は、クレジットカードや電子マネーのWEB明細から自動で家計簿を作る「家計簿アプリ」を利用している人も多いです。すでに、

  • マネーフォワード
  • Zaim
  • マネーツリー

といった家計簿アプリを使っている方であれば、トラノコおつり捕捉サービスを使わなくても、トラノコと家計簿アプリを連携するだけでOKです。

あとは、クレジットカードや電子マネーを使って買い物をするだけで、投資に回る「お釣り相当額」が増え、トラノコでの資産運用がスタートできます。

投資したくないお釣りは削除できる

お釣りをキャンセル

家計簿アプリやトラノコおつり捕捉サービスを使って連携をすると、買い物ごとに「お釣り(投資に回る予定額)」が表示されます。

しかし、投資に回るお釣りの合計額があまりに大きすぎると、小さくない出費となってしまい、家計の負担を増やしてしまう心配があります。

トラノコではこうした問題を解消するため、

  • 毎月の投資上限額を設定
  • 買い物明細ごとにお釣りを削除

といった機能を備えています。

少し大きすぎると感じた買い物(のお釣り)は個別にキャンセルして投資に回さないという選択ができるため、思った以上にお金が投資に回される心配はありません

引き落とし口座はほぼすべての金融機関に対応

銀行

トラノコで貯めたお釣りは、毎月1回まとめて投資に回されます。

具体的には、トラノコアプリ上で貯めたお釣りの合計額を、月1回、登録した銀行口座から自動引落し、その金額を使って、後述するトラノコファンドの買付を行う仕組みです。

お釣り投資アプリにはその他にも「マメタス」があります。マメタスは住信SBIネット銀行と深く結びついているので、引き落とし口座も住信SBIネット銀行の口座に限られます。

しかし、トラノコは自動引落に設定する銀行口座を自由に選択できるので、普段使っているメインの金融機関からトラノコの資産運用口座へと資金移動ができるのがメリットです。

トラノコの自動引落日は毎月6日となっています。

トラノコファンドで自動運用

トラノコファンドを選ぶ

トラノコでの資産運用は、初心者にもわかりやすい設計です。

  • 安定重視の「小トラ」
  • バランス重視の「中トラ」
  • リターン重視の「大トラ」

の3つのファンドから好きなものを選択するだけで、実際の運用はすべてトラノコファンドが自動的に行なってくれます。

3つのファンドのうち、どれか1つだけを選択しても良いですし、3つをバランス良く保有したり投資比率を自分で調整することも可能です。

また、「少トラ」から他のファンド(例えば大トラ)へのスイッチング(乗り換え)もできます。

■トラノコファンドに共通する特徴

  • 運用報酬(信託報酬)はいずれも年率0.33%(税込)で統一
  • 為替ヘッジあり
  • 投資対象は日本を含む世界
  • ETFのみを投資対象とする

※ETFとは上場投資信託のことです。トラノコファンドではETFを通じて国内・海外の債券、株式、REIT(不動産)、コモディティ(商品)、金利などに幅広く分散投資をおこないます。

トラノコで運用できる3つのファンドについて、特徴をまとめていきます。

安定重視の「小トラ」
小トラはローリスク・ローリターンなファンドです。リスクを抑えるため債券の組入比率が高くなっています。

バランス重視の「中トラ」
中トラはミドルリスク・ミドルリターンなファンドです。債券や株式にバランスよく投資します。

リターン重視の「大トラ」
大トラはハイリスク・ハイリターンなファンドです。リターンを追求するため株式の組入比率が高くなっています。

実際の運用はすべてトラノコファンドが自動で行ないます。

資産運用に詳しくない人でも、お釣りをトラノコファンドに回すだけで、低コストでの世界分散投資が実現するのが、トラノコの最大のメリットです。

トラノコの手数料

財布を持つ女性

トラノコには手数料がかかります。手数料の内訳は以下の通りです。

運用報酬:年率0.33%(税込)
トラノコファンドの信託報酬に相当するものです。トラノコを運用してくれるプロへの報酬で「年率」で発生するのが特徴です。(徴収は日割り)

その他手数料:年率0.15%程度
トラノコファンドを運用するにあたって必要な費用は運用状況によって変わります。具体的には、

・監査費用等の手数料として年率0.11%(税込)を上限として
・ETFの売買手数料として年率0.06%~0.1%

月額利用料
トラノコの利用料として月額300円(税込)がかかります。口座開設後3ヶ月間は手数料は無料です。

出金手数料
トラノコから出金をする際の出金手数料として1回あたり300円(税込)がかかります。口座開設後3ヶ月間は手数料は無料です。

上記の手数料体系から押さえておきたいポイントは、

  • 運用規模が小さいうちは月額手数料が気になる
  • 運用規模が大きくなると運用報酬が気になる

ということです。

運用規模が小さいうちは、月額300円(年間3,600円)が利用手数料として発生するため、この負担が大きいです。

この3,600円を年率換算してみると、

  • 資産30万円の場合:年率1.2%の手数料に相当
  • 資産100万円の場合:年率0.36%の手数料に相当
  • 資産300万円の場合:年率0.12%の手数料に相当

となります。

これにトラノコの運用手数料(年率0.3%)とその他手数料(年率0.15%と仮定)を含めた場合、

  • 資産30万円の場合:年率1.65%の手数料に相当
  • 資産100万円の場合:年率0.81%の手数料に相当
  • 資産300万円の場合:年率0.57%の手数料に相当

となります。

一般的なロボアドバイザーや、トラノコのライバルとなる「マメタス」の運用先であるウェルスナビの手数料率が年率1.1%(税込)であることを考えると、トラノコの手数料は(ある程度資産を積立した人にとっては)良心的と言えます。

資産規模が30万円程度の場合は、マメタスやロボアドバイザー運用よりも手数料が割高となってしまいますが、運用資産が100万円を超えたあたりから徐々にトラノコの方がコスト面で有利になります。

解約はいつでもできる

トラノコを解約したい場合は、運用口座から出金すれば良いだけなので簡単です。

出金手数料として1回あたり300円(税込)がかかるのはデメリットですが、出金手続きをすれば数日後には銀行口座にお金が振り込まれます。

お釣り投資で預けたお金は失われることがなく、いつでも引き出せるので安心です。

おつりで投資 トラノコの評判

管理人の評価

マメタス(ウェルスナビ)が住信SBIネット銀行を率いるSBIグループとタッグを組んでいるのに対して、トラノコはセブン銀行などと提携してサービスを展開しています。

マメタスとトラノコの比較については別記事で解説しますが、初期費用が抑えられるのはトラノコです。

これまで資産運用の経験がなかった人でも本当に小さな金額から投資経験を積むことができるサービスとしては、非常におすすめできます。

ただし、手数料の項目でも触れたように、運用資産が小さいうちはマメタスやロボアドバイザーと比較してコスト面で割高です。

しかし、資産規模が100万円を超えたあたりから少しずつトラノコの方が手数料面で考えても優位に立てるので、長期的にお釣りで投資をしたいと考えている人にはトラノコの方がおすすめです。

お釣り設定金額を100円にした場合、クレジットカードや電子マネーの利用頻度にもよりますが、1ヶ月あたり7,000円程度が投資に回るという試算があります。

1ヶ月あたり7,000円程度だと、トラノコがコスト面で優位となる資産規模の100万円に到達するのに長い時間がかかってしまうため、余裕のある時は少し多めに積立をするなどの工夫も必要になるかと思います。

あとは、トラノコファンドの運用実績が他のロボアドバイザーと比較してどうなのか?という点が個人的には気になるのですが、これについてはもう少し様子を見なければ判断できません。

ただ、ファンド単体のコストで見ると信託報酬(運用報酬)が低く優秀なので、運用の成果が順調に上がっているようであれば、個人的にはトラノコは他のお釣り投資アプリよりもおすすめかなと感じています。

次の記事は、マメタスとトラノコの違い、どちらを選べば良いか比較してみた結果です。

トラノコと、ウェルスナビの「マメタス」の違いを比較しました。

姉妹サイト「ネット銀行100の活用術」では、お釣りを自動的に貯金に回す「あおぞら銀行BANK The Savings」を取り上げています。あわせてご覧ください。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
右も左もわからない状態で株式投資をはじめ、10年以上が経ちました。その間に、引きこもりになったり、会社を設立したり、いろいろなことがありました。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「今日の経営」でも記事を書いています。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

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