MATSUI SECURITIES CARDはポイント投資の本命?無料で投資信託を購入
執筆者:川原裕也
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新しい投資スタイル「ポイント投資」にネット証券が続々と参入しています。
ネット証券大手の「松井証券」は新たに、ポイントサービス「松井証券ポイント」を立ち上げました。
松井証券ポイントは、
- 松井証券での投資信託の保有
- 購入時手数料のポイント還元
によって獲得できますが、最も効率よくポイントが貯められるのが「MATSUI SECURITIES CARD(松井セキュリティーズカード)」を使う方法です。
MATSUI SECURITIES CARDは、年会費実質無料で持てる、松井証券の公式クレジットカードです。
今回は、「MATSUI SECURITIES CARD」と「松井証券ポイント」にスポットを当てて、メリット・デメリットを追求します。
低コストなインデックスファンドに無料で投資できるという強みを持つ、ポイント投資の本命ではないかと考えています。
結論から言うと、このサービスは思った以上に期待できる、かなり良い内容です。
目次
松井証券クレジットカードは年会費実質0円
MATSUI SECURITIES CARD(松井セキュリティーズカード)は、松井証券の公式クレジットカードです。
年会費は条件付き無料となっていますが、ハードルはとても低いので、ほぼすべての方が無料で使い続けられます。
- 初年度は無料
- 2年目以降は1,375円(税込)の年会費がかかる
- ただし、年1回以上の利用で2年目以降も無料
つまり、年1回以上のクレジットカード利用で、永年無料で使えます。
※家族会員カードも年会費無料で発行可能(ただし、本会員の年会費が有料の場合は、家族カード1枚につき440円・税込の年会費がかかります)
その他、高速道路の通過で重宝する「ETCカード」も年会費無料で発行できます。
MATSUI SECURITIES CARDは、大手信販会社の「ジャックスカード」が発行しています。
取扱はMastercardブランドのみとなりますが、利用可能なお店が多いので、店舗でもネットショップでも使いやすいと思います。
ポイント還元率 最大1.5%
MATSUI SECURITIES CARDを使って支払いをすると、クレジットカード利用金額の0.5%のポイントがたまります。
付与されるのは、冒頭で述べた「松井証券ポイント」です。(松井証券ポイントについては後ほど詳しく解説します)
電子マネーチャージ(Edyやnanacoへのチャージ)はポイント付与の対象外です。
しかし、一般的に利用するコンビニ・スーパー・ネット通販など、あらゆるシーンでポイントが獲得できます。
仮に、年間200万円をMATSUI SECURITIES CARDで支払った場合、2万円相当のポイントがたまります。
詳しくは後述しますが、2万円分のポイントは、投資の原資に使うことが可能です。
クレジットカードの年会費は実質無料ですので、まさに「無から有を生み出す」状態を作ることができます。
また、ジャックスカードが展開しているポイントアップモール「JACCSモール」を経由して買い物をすると、ポイント還元率は1.5%以上にアップします。
ポイントアップサイト「JACCSモール」には、
- Amazon.co.jp
- 楽天市場
- ヤフーショッピング
- ヤフオク!
- LOHACO
- じゃらん
など、大手ネットショップが参加しています。
私たちは、JACCSモールにアクセスし、そこからAmazonなどのサイトに飛んで、MATSUI SECURITIES CARDで買い物をするだけで、ポイント還元率が0.5%以上増加します。
JACCSモールを経由して買い物をした場合、「0.5%の松井ポイント」と「0.5%以上のJデポ」が付与されます。
Jデポはクレジットカードの請求値引きに使えるので、使いみちには困りません。
Apple Pay・Google Payに対応
iPhoneやAndroidスマホを持っている方は、MATSUI SECURITIES CARDを
- Apple Pay
- Google Pay
に登録して、モバイル支払いに利用することが可能です。(対象機種を持っている方のみ)
Apple PayやGoogle Payで支払った金額も同じく、0.5%の松井証券ポイントの付与対象となります。
コンビニなど、日常生活のちょっとした買い物でもポイントを獲得できるチャンスがあるのは嬉しいです。
盗難保険付きで安心
キャッシュレス社会の到来によって、これからますますクレジットカードを持つ人が増えます。
クレジットカードの利用に不安を感じている方もいるかもしれませんが、カードには「盗難保険」が付いているので安心です。
- カードの紛失・盗難
- 不正利用の被害を届出前の60日と、届出後の60日、合計121日間にわたって全額補償
- ネットでの不正利用
- 不正利用により身に覚えがない請求があっても、届出から90日前までさかのぼって全額補償
不正に利用された金額を私たちが支払わなければならないことはありません。
安心・安全に使える支払手段だからこそ、クレジットカードは多くの人に普及しています。
私自身、18歳の頃からクレジットカードを使い続けています。
過去に3回の不正利用を経験(平均よりも多いと思います)しましたが、不正利用額を支払ったことは一度もありません。
すべてカード会社によって補償またはキャンセル扱いにしてもらうことができました。
また、盗難保険とは別ですが、MATSUI SECURITIES CARDには最高1,000万円の国内旅行保険も付いています。
国内の小旅行でトラブルが生じても、旅行保険付きのクレジットカードで支払いをしていれば安心です。
松井証券の口座開設が必要
クレジットカードのデザインは2種類ありますが、どちらもスペックは同じですので、好きな方が選択できます。
MATSUI SECURITIES CARDの申込資格は「20歳以上で電話連絡可能な方」です。
残念ながら、高校生や10代の方は申し込めません。
また、クレジットカードの申し込みに際しては松井証券の証券口座開設が必須となります。(カード単体の発行はできません)
- 松井証券の口座を持っていない方
- 口座開設した後に会員画面からカードを申し込みます
- 松井証券の口座を持っている方
- 会員画面からすぐにカードを申し込めます
松井証券の口座開設は無料です。
入力も簡単なので3分程度で手続きは完了します。(カード発行時に500ポイントをプレゼント)
松井証券ポイントを3分で学ぶ
松井証券ポイントを貯める方法は3つあります。
- MATSUI SECURITIES CARDの利用
- カード支払い額の0.5%のポイントを還元 ← おすすめ
- 投資信託の保有
- 投資信託の月間平均保有金額に対して年率0.1%のポイントを還元
- 投資信託の購入時手数料
- 購入時手数料を全額ポイント還元
このうち、最も効率よくポイントを貯められるのは「MATSUI SECURITIES CARDの利用」です。
2番目の「保有する投信残高が増えれば、保有額に応じて付与されるポイント」も魅力的かと思います。
しかし、1点だけ注意すべきことがあります。
投資信託の保有残高に応じて付与される年率0.1%のポイントは「販売会社が受取る信託報酬が年率0.1%以下の商品は対象外」だということです。(ETF、米ドルMMF、ブルベア型投資信託も対象外)
つまり、「つみたてNISA対象商品」のような低コストなインデックスファンドの多くが、保有残高に応じて得られるポイント付与の対象外になっています。
この点は少し残念ですね。
また、「投資信託の購入時手数料の全額ポイント還元」についても、消費税分はポイント対象外です。
もし、購入時手数料が有料の投資信託を買った場合、消費税分に関しては実費になるということです。
このように整理すると、つみたてNISAや低コストなインデックスファンドで運用したい投資家にとっては、ポイント獲得の手段はMATSUI SECURITIES CARDによるポイント獲得が一択になるということですね。
貯めた松井証券ポイントの使いみち
貯めた松井証券ポイントの使いみちは3つあります。
- 投信積立に使う
- 厳選した3つの投資信託を自動積立で購入 ← おすすめ
- Amazonギフト券と交換
- 1:1の交換レートでAmazonギフト券と交換できるのは魅力
- 商品と交換
- カタログギフトの商品と交換します
松井証券ポイントは、Amazonギフト券と1:1の比率で交換可能です。
しかし、1,000ポイント単位でしか交換できないため、ポイントがなかなか貯まらない人にとってはハードルが高めです。
松井証券ポイントの有効期限は「ポイント付与日の翌々年度の3月末日」です。
少し長めですが、1,000ポイント貯まるまで待っていると、ポイントを失効させてしまうリスクも考えられます。
最もおすすめしたいポイントの使いみちは、投信積立に使う方法です。
こちらは、たまった全ポイントを毎月1回、自動的に投信購入に充てられるため、
- ポイントを無駄なく使える
- ポイント失効のリスクがない
という2つのメリットがあります。
MATSUI SECURITIES CARDなどを使って発生したポイントを自動的に、投信積立に充てられます。
日常生活でクレジットカードを使った買い物をしているだけで、投信残高は自動的に増加し、投資信託がさらにお金を稼ぎ出してくれるということです。
私が、松井証券のポイントサービスで最も評価しているのは「投信積立の対象になっている投資信託が厳選されている点」です。
ポイントでeMAXIS Slimとひふみプラスが買える
松井証券ポイントの使いみちとして、積立可能な投資信託は以下の3つです。
一度選択した投資信託を後から変更することも可能です。
- eMAXIS Slim 先進国株式
- 日本を除く世界22カ国の先進国の株式に分散投資。信託報酬は0.10989%
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- 株式、債券、不動産(リート)など、8つの資産に分散投資。信託報酬は0.154%
- ひふみプラス
- 個人投資家に大人気のアクティブファンド。信託報酬は1.078%
※信託報酬は税込です
すでに投資信託で資産運用をしている人ならご存知かと思いますが、いずれも個人投資家に人気の
- 低コストなインデックスファンド
- 高リターンのアクティブファンド
というラインナップとなっています。
以前より、私はポイント投資の問題点として「複雑な仕組みの中で見えにくいコストがかかっている」ことを指摘してきました。
松井証券ポイントは、
- シンプルな設計
- 良い商品を厳選して提供
することで、ポイント投資の問題点を解決しています。
この仕組みなら、ポイント投資を本格的な資産形成として有効活用できると思います。
これから、ポイント投資は続々と登場すると思いますが、その中でも松井証券ポイントは自信を持っておすすめできるサービスです。
MATSUI SECURITIES CARDを使って生み出したポイントを低コストな投資信託に投資し、その投資信託がお金を稼いでくれる。
松井証券も「元手資金0円投資」と言っているとおり、無から有を作れるよいサービスだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました
こちらの記事にコメントが投稿されました
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