LINE証券の実力を検証!配当金や株主優待はもらえる?未経験者にもわかりやすく解説
執筆者:川原裕也
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いま、証券業界で起きていることを2つあげるとすれば、
- 取引手数料の大幅引き下げ(そして無料化)
- 小額を投資する若年層の取り込み
につきます。
上記の機能をあわせ持つ新しい証券会社が「LINE証券」です。
スマホだけで口座開設・株式売買・投資信託の売買まですべて完結します。
20代、30代の方、そして投資金額が100万円以下の方にも支持される、新しいモバイルネット証券「LINE証券」の実力を検証しました。
LINE証券で配当金や株主優待が受け取れるのか気になる方は、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
若者や未経験者に人気
これまで「株式投資」にはなんとなく、古くさいイメージがあったと思います。
事実、株式投資や資産運用を始めるには、ある程度のまとまった資金が必要でした。
投資や資産運用をする人の多くが30代後半から40代以上の方々であり、お金に余裕のない20代、30代の若者にとっては無縁の世界と言っても良かったでしょう。
しかし昨今、証券会社が次々と「取引手数料の大幅引き下げ(そして無料化)」に踏み込み、さらに「小額を投資する若年層の取り込み」に力を入れています。
言い換えると、投資できる資産が10万円以下、場合によっては1万円とか数千円であっても、株を買ったり、資産運用ができるようになってきたのです。
もちろん、先進的なデザインのアプリを使い、スマホだけでサクサク取引できるのも、新しい証券会社の特徴です。
こうした証券業界の革命によって、LINE証券を筆頭に、20代、30代の多くの人が株式投資や投資信託による資産運用をスタートしています。
詳しくは後述しますが、LINE証券ではたった数百円から、有名企業の株式を購入できます。
数百円から投資を始められる
記事執筆時点(2020年7月14日)で、LINE証券には大きく3つの商品があります。
- 株式投資(相対取引)
- いわゆる単元未満株式。300銘柄以上の株式を1株単位で購入可能。
- 株式投資(通常)
- 通常の株式取引。100株単位での売買。東京証券取引所に上場するすべての銘柄が購入可能。
- 投資信託
- LINE証券が厳選した投資信託を購入可能。積立購入は1,000円から。
通常、株式は100株単位で売買します。
例えば、記事執筆時点(2020年7月14日)で「楽天」の株価は988円です。
しかし通常は最低100株単位で取引しなくてはならないため、最低でも98,800円の資金がなければ楽天株は買うことができません。
例えば、同日の任天堂の株価は48,200円ですが、これは最低でも482万円の資金がなければ任天堂株は買えないことを意味します。
投資未経験者にとって、数万、数百万単位の資金を最初から用意するのは難しいと思います。
このようなときに、LINE証券の株式投資(相対取引)が役立ちます。
LINE証券では、通常100株単位でしか売買できない株式を、証券会社が仲立ちすることによって、1株単位で売買できるようにしています。
LINE証券であれば、楽天株はたった988円から、任天堂株でも48,200円から買うことができるのです。
もちろん、株価が値上がりすれば、保有株数に応じて利益も得られます。
LINE証券で配当金や株主優待はもらえる?
配当金や株主優待も問題なくもらえます。ただし株主優待については注意が必要です。
まず配当金について説明します。
配当金は、「株式投資(相対取引)」、「株式投資(通常)」どちらでも保有株数に応じて受け取れます。
つまり、100株保有していれば、1株あたり配当金の100倍、1株保有していれば、1株あたり配当金がそのままもらえるということです。
ただし配当金は企業によって実施している場合としていない場合があります。配当を出していない企業(無配当の会社)からはもちろん、配当金を受領することはできません。
株主優待も同様に、LINE証券の「株式投資(相対取引)」で1株しか保有していなくてももらえます。
しかし実際には、会社側が「株主優待をもらえる人は最低100株以上の株式を保有している方のみ」と規程していることが多いため、1株しか保有していない株主は、優待の対象外となってしまうようです。
企業側が、「たとえ1株でも株を持っているなら株主優待を進呈します。」という姿勢であれば受け取ることはできますが、そのような企業はおそらく存在しません。
よって、LINE証券の株式投資(相対取引)では、
- 配当金はもらえる
- 株主優待は原則もらえない
と考えておくのが良さそうです。
もちろん、100株単位で取引を行うLINE証券の株式投資(通常)であえれば、株主優待ももらえます。
LINE証券だからといって何ら特別な制限が設けられているわけではありません。
LINEポイントの消費先として
LINEのサービスをよく利用する人の中には「LINEポイント」が貯まっている方も多いと思います。
貯めたLINEポイントは、スタンプを買ったり、LINE Payに充当して使うことができますが、LINE証券で株式や投資信託の購入にも使えます。
いわゆる「ポイント投資」ができるので、手持ち資金を1円も投じなくても、ポイントだけで資産運用することが可能です。
投資に興味はあるものの、損してしまうリスクが怖いという方は、まずは貯まっているLINEポイントを使って株を買ってみることをおすすめします。
もちろん、LINEポイントを使って株式や投資信託を買った後、それらの資産が値上がりすれば、きちんと利益が得られます。
もし、株や投資信託で損をしたとしても、たった数百円(もしくは数百ポイント)なら仕方がないと割り切れます。
一方で、これまでなかなか歩み出せなかった「資産運用」へチャレンジできたという事実は、大きな一歩になるはずです。
夜間取引でサラリーマンにも優しい
LINE証券の株式投資(相対取引)では、夜間取引を実施しています。
平日21時まで取引できるので、日中忙しいサラリーマンの方でも、リアルタイムの取引が可能です。
もちろん取引はスマホだけで行なえますので、会社帰りの電車の中や、お休み前にベッドの上で株をサクサク買ったり、売ったりすることができます。
大学生や専門学生でも、飲み会の席でワイワイと話ながら、話題になった企業の株式をその場ですぐに購入できます。
LINE証券の株式投資(相対取引)の良いところは、単元未満株式(ミニ株)でありながら、リアルタイムの取引ができることです。
投資信託 eMAXIS Slimも購入できる
投資信託の品揃えはまだ少ないです。
また、積立投資は最低1,000円単位となっているため、他のネット証券と比較して出遅れています。(他社では100円単位で積立ができる場合が多い)
しかし、商品自体はLINE証券が厳選した良い投資信託が揃っていますので、問題なく資産運用できるはずです。
もちろん、LINEポイントを充当して投資信託を買うこともできます。
LINE証券で購入可能な投資信託で、管理人が特におすすめしたいのが「eMAXIS Slimシリーズ」です。
eMAXIS Slimシリーズの投資信託は業界最低水準のコストで運用できるインデックスファンドです。長期投資、資産形成に向いています。
LINE証券では、一部の投資信託に限り、保有残高に応じたキャッシュバックがあるのですが、残念ながらeMAXIS Slimシリーズは対象外です。
野村證券との共同設立で安心
「LINE証券」と聞いて、ネット企業の証券会社で本当に大丈夫だろうか、、、と不安を感じた方もいるかと思います。
しかし、LINE証券は設立当初から、業界最大手の野村證券(野村ホールディングス)が参画しており、実質的にはLINEと野村證券の共同運営になっています。
以下は、LINE証券の株主構成です。
- LINE Financial株式会社:51%
- 野村ホールディングス株式会社:49%
名称こそ「LINE証券」ですが、業界最大手の野村ホールディングスがバックについているのは大きな安心材料です。
LINEでかんたん手続き
LINE証券の口座開設手続きは簡単です。
「かんたん本人確認」を使えば、最短翌営業日からすぐ取引できます。
「かんたん本人確認」とは、
- スマホで顔写真を撮影し
- スマホで本人確認書類を撮影する
これだけです。
スマホを使ってその場で、顔写真と本人確認書類を撮影し送信するだけで、口座開設申込が完了します。
※本人確認書類:運転免許証と、マイナンバーカード(またはマイナンバー通知カード)が必要です
その後、審査が行われ、問題がなければLINE証券の口座開設は完了です。
あとは入金を済ませて、実際に気になる銘柄を買ってみるだけです。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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