地方創生を目指す、さくらソーシャルレンディングの評判と社長の顔

ソーシャルレンディングの教科書

さくらソーシャルレンディング

さくらソーシャルレンディングは、maneoマーケットのプラットフォームで展開している、地方創生を目指すソーシャルレンディング業者です。

拠点を福岡に構えていることから、九州地方の投資案件が多いのですが、その他にも北海道や中部、関西など全国の事業者を支援する「地方創生」投資案件を募集しています。

ファンド1件あたりの募集金額は少ないものの、年7%程度の安定した利回りと透明性の高い評価によって、着実に貸付残高を積み上げています。

業界大手のmaneoマーケットと取り組みをしているソーシャルレンディング業者ということで安心感はありますが、今回はさくらソーシャルレンディングについて詳しく調査してみました。

担保・保証付き案件が多い

不動産担保

さくらソーシャルレンディングの募集案件は、そのほとんどが不動産担保付きの案件です。

“さくらソーシャルレンディング” は、クラウドファンディングのようなチャレンジ資金の提供ではなく、不動産担保などの保全・保証を重視した事業性資金のレンディングサービスです。投資家様の投資された資金を安全に、安定的な配当を実現し投資資金の保全を第一に考えます。

株式投資や、クラウドファンディングなど、新しいものを創り上げる会社に対する投資も魅力的ですが、やはりそうした案件への投資には失敗がつきものですので、ハイリスクハイリターンです。

一方で、さくらソーシャルレンディングの場合は、既にある程度完成されているビジネスを展開している(いわば少し地味な)事業者に対して追加の資金を融資する案件が中心となるため、担保付きで安定した返済が見込める投資が多いです。

派手で新しいビジネスへ投資するのも面白いですが、古くからある地味なビジネスを着実に展開している事業者を応援するのも、また別の面白さがあります。

さくらソーシャルレンディングによると、

  • 売買不動産投資案件
  • 不動産分譲開発投資案件
  • 開業・設備資金の投資案件
  • 自然エネルギー事業案件

を中心に募集するとしています。

ファンド1件あたりの募集金額は300万円~500万円と、その他のソーシャルレンディング業者と比較すると小規模です。

その一方、最低投資金額も2万円からの案件がほとんどなので、はじめてソーシャルレンディング投資をする方でも手を出しやすいと思います。

最初のうちは、返済期間(運用期間)が3ヶ月~6ヶ月以内の短期の案件から手がけることをおすすめします。

TAS評価による不動産担保で信頼度が高い

TAS評価

さくらソーシャルレンディングの投資案件を見てみるとわかるのですが、担保評価額に「TAS評価」を使っているため信頼性が高いです。

ソーシャルレンディングの中には、「担保評価額◯◯億円」という説明が行われていることが多いです。しかし、その評価額は本当に信頼できるものなのかどうかについては基本的に説明がありません。

一方で、さくらソーシャルレンディングのような「TAS評価」を使っている場合、TAS評価が良いか悪いかはおいておいて「第三者による中立的な担保評価額」となるため、嘘偽りがありません。

TAS評価とは?
株式会社タスが提供している不動産評価データベースによる評価のことです。

全国の公示価格や路線価などの不動産関連情報をTAS-MAPとしてデータベース化し、それを元に土地建物やマンション価格を評価するツールです。

株式会社タスは、トヨタグループの会社であり、不動産データベースの規模において国内最大級となっています。

TAS評価による物件評価額の正確性がどの程度なのかはわかりませんが、第三者が提供する不動産評価ツールとしては平等であり、信頼性の高いものであることは間違いありません。

TAS評価の公式サイトはこちら

さくらソーシャルレンディングの社長について

社長

さくらソーシャルレンディングの代表取締役社長である「岩田直樹」氏は、大分県で育った経営者です。

地元九州を拠点として、これまでに様々なビジネスを手がけてきましたが、地方創生に対して強い関心を抱き、さくらソーシャルレンディングを立ち上げました。

岩田直樹氏について詳しく調べてみると、「ビープラスグループ」という会社の副社長を勤めていることがわかります。

この、「ビープラスグループ」という会社ですが、大分県を中心に店舗展開しているパチンコ屋チェーンです。

「エルグラン(ELGRAN)」というブランドで東京にも出店しているパチンコ屋さんなので、九州の方や東京にお住まいの方であれば、見たことがあるかもしれません。

ソーシャルレンディングは、以前からアミューズメント業界(パチンコ屋)とのつながりが深いです。

なぜかと言うと、パチンコ屋さんは定期的に新台を導入し、それをお客さんに遊んでもらうことで少しずつ先行投資を回収するビジネスだからです。

新台導入時には多額の出費が伴うため、この先行投資にかかる資金をソーシャルレンディングで調達しているケースが散見されます。

パチンコ屋というとダーティーなイメージがつきますが、岩田直樹氏が副社長を務めているビープラスグループは、

  • 1972年に設立された会社である
  • 九州を中心に、全国に7店舗を構えている
  • 地元の地方銀行や信用金庫とも取引がある

という一定の信頼を築いている会社です。

もちろん、「ビープラスグループ」とさくらソーシャルレンディングは完全に分離されている会社ですが、経営者が同じ関連会社として、今後アミューズメント施設への投資案件も組成されるのかもしれません。

また、さくらソーシャルレンディングは、公式ブログを展開しています。

ソーシャルレンディング業者の公式ブログでは、募集案件では書ききれない投資案件の裏側や詳細情報などが記載されることが多いです。

また、積極的にブログを更新してもらえることは、「投資家への説明をしっかりと行っている」という印象も受けます。

さくらソーシャルレンディングのブログを見てみると、代表の岩田直樹氏が自身でブログを更新している記事が多く、地方創生に対する意識の高さも伺えます。

さくらソーシャルレンディングの注目案件

さくらソーシャルレンディングの注目案件

管理人が現在注目しているさくらソーシャルレンディングの投資案件を紹介します。

◆さくら九州セレクトファンド
さくらソーシャルレンディングは福岡に本社があり、九州を中心に事業を展開しています。よって、九州の事業者を支援する投資案件が特に多いです。

さくら九州セレクトファンド」は主に九州の事業者に対して、地方創生につながる事業資金を融資するファンドです。

地方の小規模な不動産物件を仕入れて販売する案件が多いのですが、

  • 第1順位の抵当権を設定
  • TAS評価に基づく信頼性の高い担保
  • 担保カバー率が100%以上

となっており、さらに代表者保証がついて利回りが7%という好条件のものが多いです。

昨今、不動産市況は回復基調にあります。今後の不動産市況の状況によっても環境は変わってくると思いますが、現在の好況下であれば仕入れた不動産の販売は決して難しい話ではないと思います。

万が一、仕入れた物件が売れないとなると、問題が生じる可能性はあるものの、TAS評価による担保評価額と第1順位の抵当権がついた高利回り案件なので、個人的には優良案件だと考えています。

管理人の評価

管理人の評価

単純に、「地方創生型ソーシャルレンディング」というコンセプトに惹かれます。

新しいビジネスは地方でも生まれていますが、地方ではどうしても銀行からの資金調達に頼らざるを得ません。

しかし、銀行はとにかくリスクを取った融資は行わないため、業績が著しくない企業や、早期の資金調達を必要としている企業、また(パチンコ業界など)業種的に銀行からの資金調達が難しい事業者にとっては資金調達方法の多様化が求められています。

このような状況の中で、さくらソーシャルレンディングのような投資家(貸し手)と事業者(借り手)を繋ぐマーケットがあると、投資家もリスクの対価として高い利回りを得ることができますし、事業者も円滑な資金調達を実現できます。

この取り組みはまさに、社長の岩田直樹氏がコンセプトとして掲げている「地方創生」というキーワードにふさわしいビジネスではないかと思います。

一方、さくらソーシャルレンディングのリスクとしては、まだまだソーシャルレンディング業者としては規模が小さいことに尽きます。

一応、資本金は3,000万円の企業となっているのですが、決して規模が大きい業者ではないため、大きなトラブルが生じた場合に返済遅延や貸し倒れが起こるリスクはあります。

ただ、案件単体を見ている限りでは、情報開示もしっかりとしている方ですし、比較的安全で投資妙味のあるファンドが多いと感じています。

続いての記事は「SBIソーシャルレンディングへの投資実績を公開、利回り6.5%で資産運用」です。