ズボラでもお金を貯めるコツ、アプリ・家計簿のいらない最強のテクニック
執筆者:川原裕也 更新:
最近、一部で「お金はあるだけ使え、貯める必要はない」と意見する著名人を見かけます。
しかしそれは、著名人だから言えることであり、知名度や影響力のない一般人がその発言を信じてしまうと、人生で大きな失敗をしてしまいかねません。
なぜなら、人生は得てして「予想外の事態」が訪れるからです。
例えば、病気になったり、失業したり、良い話だと友人が次々に結婚したり…
良いこと、悪いことはありますが「予想外の事態」には何かとお金が必要になることが多いです。そのような時、貯金がなければ「借金」をしなければなりません。
借金には利息がかかります。また、借入は癖になりやすく、ふとしたきっかけから「借金癖」がついてしまうこともあります。
このような事態に備えて貯金しておくことは、自分自身で身を守る手段のひとつです。
しかし、お金を貯めるのはそう簡単ではありません。今回は、お金の管理が苦手な方でも「お金を貯めるコツ」を解説します。
目次
給料は、まず貯金してから使う
多くの人にとって、お金を得る最大の手段は「給料」だと思います。
月々の給料から「生活費」を捻出し、そして「貯金」もしなくてはなりません。
では、貯金と生活費、どちらを優先させるべきか。
- 給料はまず生活費等に使って、残ったお金を貯金する
- 給料をまず貯金して、残ったお金で生活する
この問題の答えに、世界で1、2を争う大富豪のウォーレン・バフェットは次のように答えています。
お金を使った後で、残った分を貯金するのではない。貯金したあとで、残った分を使うのだ。
ウォーレン・バフェット
つまり、ウォーレン・バフェットは、まず最初に貯金をし、残ったお金で生活することが大切だと言っています。
パーキンソンの法則に注意
なぜ、ウォーレン・バフェットの回答が正しいかというと、人間には「パーキンソンの法則」に従ってしまう特性があるからです。
パーキンソンの法則には「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」というものがあります。
わかりやすく言うと、
- 年収100万円の人は100万円を使って生活する
- 年収3,000万円の人は3,000万円を使って生活する
- 年収1億円の人は1億円を使って生活する
ということです。
よく、「貯金ができないのは収入が少ないからだ」という意見を聞きますが、これは完全な間違いです。
たとえ収入がどれだけ増えても、人間はパーキンソンの法則に従い、稼いだ分だけ使ってしまう生き物なのです。
関連:なぜ高年収の電通社員はお金を借りたのか?良い借金と悪い借金の違い
稼いだ分をすべて使い果たしている状態で、「予想外の事態」が訪れてしまったら、私たちはすぐに破産してしまいます。
パーキンソンの法則から逃れることができれば一番良いのですが、人間の特性上、それはとても難しいことです。
だからこそ、「まず最初に貯金を優先し、残ったお金で生活する」という仕組みづくりが必要になるのです。
「パーキンソンの法則」は下記の記事で詳しく述べていますので、興味のある方は一度ご覧ください。
あわせて読みたい:
お金持ちの敵である「パーキンソンの法則」を学ぶと巨額の資産を築ける理由
収入は3つの財布に分ける
お金を貯めるコツとして最も有名なのは「袋わけ」と呼ばれる貯金法です。
収入が手元に入ったら、まず最初にお金を「用途ごと(使う項目別)」に分けておくのです。
わけ方には色々なやり方がありますが、代表的なものは以下の通りです。
自分にとって「一番やりやすい方法」でお金を分けるのがおすすめです。
- 家賃
- 食費
- 携帯通信料
- 衣服購入費
- 水道・電気・ガス代
- 貯金
- etc.
など、お金の使い道ごとに「封筒」に分けて管理します。
- 生活費(食費や家賃、電気代など必ず必要なお金)
- 雑費(遊ぶお金、趣味や買い物に使うお金)
- 貯金
- 今月使う「生活費」
- 5年以内に使うかもしれない「備え」
- 5年以上先に使うかもしれない「将来のための貯金」
分け方は自由ですし、どの費用にどれくらいのお金を割り当てるかも自由です。
一般的には、封筒やクリアファイルにお金を入れて管理することが推奨されていますが、銀行口座を3つ作って管理しても、3種類の財布に分けても構いません。
大切なポイントは、「貯金」とそれ以外のお金をきちんと分別して管理することです。
また、無理に貯金しようと思わず、最初は収入の10分の1の貯蓄からはじめるのがおすすめです。
年収が高い場合はもちろん、もし収入が低い方でも、お金は必ず残せます。
生活費が足りない、予定以上のお金を使ってしまうということは、何らかの部分で「貯金できる人とは違う、間違った生活」をしているということです。
自分自身でその間違いに気づくことは難しいものです。しかし、「収入に関係なく、お金は必ず残せるものだ。(必ず残してみせる)」と強く信じれば、きっとお金の使い方は変わっていくはずです。
つかいわけ口座で貯金を自動化する
お金を封筒に分けて管理する方法は、多くの人が実践・推奨している効果的なやり方です。
しかし、お金の管理が苦手な人にとって、毎月の給料を現金として出金し、それらを封筒に入れて管理するという方法は正直、面倒だと思います。
現在は「袋わけ」の貯金法を自動的に実践できるサービスも登場しており、こうした仕組みを活用しない手はありません。
GMOあおぞらネット銀行が提供している「つかいわけ口座」は、袋分けの自動化に適したサービスです。
1つのメイン口座の中に「目的別口座」を最大10個まで自由に作成できます。
つかいわけ口座には自分で名前をつけられます。先ほどのやり方に習い「生活費用口座」「雑費用口座」「貯金用口座」などと名前をつけて管理するのがおすすめです。
定額自動振替で自動的に資金移動
GMOあおぞらネット銀行の「つかいわけ口座」には「定額自動振替」という機能があります。
これは、GMOあおぞらネット銀行のメイン口座に振り込まれたお金を、「設定した日付に、設定した金額を、設定したつかいわけ口座に」資金移動するサービスです。
利用手数料は完全無料ですので、何度使っても、資金移動の費用はかかりません。
この仕組みを上手く活用することで、「毎月給料日の次の日に、1万円を貯金用口座に移動、4万円を雑費口座に移動、10万円を生活費口座に移動」という「袋わけ」の自動化を実現できます。
また、GMOあおぞらネット銀行では、「作成したつかいわけ口座と利用用途をひも付ける」機能も提供されています。
- 利息入金の専用口座
- ATMからの現金出金専用口座
- 口座振替(自動引落)専用口座
- Visaデビットの支払い専用口座
など、それぞれの「専用口座」を設けられるので、使いすぎの防止にも役立ちます。
VISAデビットで利用額の0.6%をキャッシュバック
GMOあおぞらネット銀行では、「キャッシュカード一体型のVISAデビットカード」を発行しています。入会金・年会費は無料です。
VISAデビットは、審査不要で15歳以上の方が持てるカードです。
クレジットカードとは違い、使ったお金を銀行口座から「即時引き落とし」するため、与信審査がありません。
「最低1,000円 / 日」から1日あたりの利用限度額を自分で設定できます。
また、前述のとおり「VISAデビットの支払い専用口座」を作っておくことで、カード使いすぎの防止にも役立ちます。
デビットカードの利用明細は、PCやモバイルアプリからいつでも確認できますので、今月どれくらいのお金を使ったか把握しやすく、また家計簿の代わりとしても使えます。
GMOあおぞらネット銀行のVISAデビットカードは、カード利用金額の0.6%をキャッシュバックしてくれるので、支出の軽減にも役立ちます。
例えば、年間50万円をデビットカードで支払うと、3,000円がキャッシュバックされるので、飲み会1回分が実質タダになるということです。
なお、VISAデビットカードはコンビニ・ネット通販・スーパーなど様々なお店で利用可能です。
ATM出金は毎月2回無料
現金の入金・出金は全国のセブンイレブンなどに設置されている「セブン銀行ATM」、そして「イオン銀行ATM」で行います。
ATM手数料は以下の通りです。
- 入金:完全無料
- 出金:月2回まで無料(以降は1回あたり110円・税込)
毎月の出金手数料無料回数は、カスタマーステージ(ランク制度)に応じて変わります。
GMOあおぞらネット銀行では、最低ランクでも月2回まで出金手数料が無料、最高ランクになると毎月15回まで無料回数が増加します。
日常の買い物の支払いをVISAデビットカードで行うことで、手元の現金はほとんど減らなくなります。結果的に、ATMから現金を出金する回数が少なくなります。
もし、現金出金が必要になっても、GMOあおぞらネット銀行であれば毎月2回~15回は出金手数料が無料なので安心です。
▼GMOあおぞらネット銀行の詳細はこちら
あわせて読みたい:
証券コネクト口座のメリットとデメリットを解説、ローリスクな投資を実現

こちらの記事も読まれています
最後まで読んでいただきありがとうございました
こちらの記事にコメントが投稿されました
-
くまぽん さんがコメントしました - 2021年1月18日
証券マンがおすすめするファンドラップの評判を信じて買って良いのか -
No Name さんがコメントしました - 2021年1月10日
マネタリーベース、マネーストック、マネーサプライの違いは?過去推移を調べる方法 -
No Name さんがコメントしました - 2021年1月9日
インド株に投資する方法、おすすめのETF・投資信託を比較
0件のコメント