給与前払い事業に投資できるアップルバンクのメリット・デメリット

ソーシャルレンディングの教科書

アップルバンク

ソーシャルレンディング業界大手のmaneoが提供するプラットフォームで運営されている「アップルバンク」。

業界としては後発となりますが、高い保全性と利回りによって順調に累計貸付金額を積み上げています。

現在は、不動産担保付きの建売ローンファンドが主体ですが、業界では初となる「給与前払いの立て替え事業」への融資なども組成されており、今後の成長が楽しみなソーシャルレンディング業者です。

給与前払いの立て替え事業に投資

働く人々

アップルバンクは、

  • 不動産担保付き 建売ローンファンド
  • 給与前払いの立て替え事業への融資

の2つの投資案件が主体です。

建売事業者へのローンファンドは、土地を仕入れてその上に戸建て住宅を建設し、一戸建て住宅として顧客に販売をする事業者に対して、土地や資材の仕入れ資金を融資する案件です。

こうした短期資金の融資は、ソーシャルレンディングでは一般的で、担保がしっかりしたものであれば安心して投資ができます。

アップルバンクの社長である高橋 位征氏によると、

「アップルバンク」の母体は不動産デベロップメント事業やファンド事業で様々な投資案件を組成してきたプロの投資家集団です。

とのことなので、不動産関連の案件には強みを持っているのだと思います。

アップルバンクのもう一つの募集案件として評判なのが、ソーシャルレンディング業界では初となる「給与前払いの立て替え事業への融資」案件です。

「給与前払いシステム」と言うのは、最近少しずつ知名度が上がってきているサービスで、会社が導入するサービスです。

例えば、A社が給与前払いシステムを導入している場合、A社に務める社員は給与の前払いを受けることができます。

給与の前払いは、A社に対して「給与前払いシステム」を導入している金融事業者が行います。

そして、金融事業者は実際に会社から支払われた給料をもって、社員に貸し付けた前払い給与を回収する仕組みです。

一般的な貸金業だと貸し倒れのリスクがありますが、給与前払いシステムは、サラリーマンの翌月の給料で確実に前払い分を回収できるため、貸し倒れリスクが低い特徴があります。

また、会社側にとっても、社員に「給料の前払い、日払い、週払い」などの選択肢を提供できるため、「離職率の低下」というメリットが受けられます。

ただし、仕組み上は短期の貸付と変わらないため、給与前払いシステムを提供する金融事業者は、つねに貸付金の原資となる資金を調達する必要があります。

この資金をソーシャルレンディングで集めようというのが「給与前払いシステム」への融資案件の主旨となります。

給与前払いシステムは一般的にはまだまだ知られていませんが、既に上場企業でこの分野に参入している会社もあり、一定のニーズがある事業なのだと思います。

アップルバンクの社長について

社長

アップルバンクの社長は「高橋 位征」氏という人物です。

ソーシャルレンディング業者の社長については、調べてみると様々な情報が出てくることが多いのですが、残念ながら高橋 位征氏については情報はほとんど出てきませんでした。

前述の社長の発言から考えても、不動産関連の事業をやっていた可能性は高いのですが、、、

アップルバンクは公式ブログを運営しており、ブログで募集案件の裏側などを公開しています。

その内容を見てみると、高橋 位征氏がご自身で更新しているケースがほとんどです。社長がほぼ一人でブログを更新しているということは、会社の規模自体はそこまで大きくないのかなとも思えますね。

アップルバンクの注目案件

アップルバンクの注目案件

管理人が現在注目しているアップルバンクの投資案件を紹介します。

◆建売事業者支援第ローンファンド
仕入れた土地に一戸建て住宅を建設し、顧客に分譲することで収益をあげている建売不動産事業者への融資案件です。

最近は不動産市況も好調ですし、基本的に分譲用地を仕入れて建売する場合、「確実に売れる」という事業計画に基いてプロジェクトが実行されるため、不動産デベロップメントと比較してリスクは小さいです。

また、アップルバンクでは仕入れた土地に対して担保を設定し、土地の評価額だけを見積もっても十分な担保カバー率を確保している案件です。

管理人の評価

管理人の評価

アップルバンクは、募集している案件を見る限りは、まともな投資案件が多いという印象です。

ただ、ソーシャルレンディング業者としてはまだ実績が少ないということと、社長の経歴や素性がわからない点でややリスクがあると考えています。

業界大手のmaneoのプラットフォームで運営されているので、信頼はできると思いますが、今後どのような募集案件が出てくるかで評価が分かれると思います。

記事執筆時点では、分配金総額が73万円とようやく返済がスタートした段階なので、アップルバンクについてはあまり書くことがありません。